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ノルウェーが1位「世界一安全な国ランキング」:ワクチン接種率や国境開放度で高評価

コロナの安全水準

アメリカの大手総合情報サービス会社であるブルームバーグは、2020年以降、53の国・地域を対象に最も安全な国・地域の番付である「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」を発表しています。社会や経済への打撃を最小限に抑えながら、新型コロナウイルス感染症に効果的に対応できている国と地域が上位を占めるこのランキングで、7月は前月1位に浮上したアメリカが5位に後退、ノルウェーが1位になりました。

先月のランキングではアメリカが首位

新型コロナウイルス感染症収束後を見据えて前回から、ワクチン接種率と国境の開放度を指数に加えたため、6月は接種率の高いアメリカが首位に立ちましたが、そのアメリカはデルタ株による新規感染の拡大と、それに伴う一部地域の行動制限、接種率の伸び悩みが反映されランクダウン。
英国も同様で、7月に規制を撤廃したものの、デルタ株による感染者激増で16ランク下げて25位となりました。(過去記事:「アメリカが首位浮上:世界一安全な国ランキング with コロナ」)

首位のノルウェーの現況

ノルウェーでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は増加傾向にあり、平均で1日818人の新規感染者が報告されています。これは1日平均人数のピークだった1月10日の80%になります。
また、ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種を完了した人は、全人口の70.9%で、必要回数のワクチン接種を完了した人は、全人口の48.6%になります。
人口の約半分がワクチン接種を受け、新たな死者はほとんどなく、国境の開放度も高いです。

Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/3jFySqi

各国の推移

ヨーロッパ諸国がワクチン接種と経済再開でアメリカに追いつき、場合によっては追い越しました。
ワクチンが正常化への鍵であることは、ますます鮮明になりつつあります。スイスもノルウェー同様、死者数減少で、隔離なし渡航が可能になり、2位となりました。感染を抑え込んでいるニュージーランドは上位3位内に定着し、今回は3位です。
また、日本のランキングは、4月7位、5月14位と徐々に順位を下げ、6月は入国規制の状況が影響し、23位まで落ちました。
今月の発表では、3ランクダウンの26位で、ワクチン接種率、フライト能力、ワクチン接種後の移動可能ルートが低評価となっています。

コロナ前の日常に

新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、1年半が過ぎ、ブルームバーグが毎月まとめる、世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」では『正常化』が鍵になりました。
『正常化』への近道として、ワクチン接種が鍵であることが、このランキングでも見えてきました。
全世界の人に、ワクチン接種を強要することは出来ませんが、誤情報や噂に左右されず、正しい情報を手に入れ、正しい道を進んでコロナ前のような日常が一刻も早く戻ってくることを期待します。

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幸福な国、フィンランド:世界を惹きつける秘訣とは?

世界幸福度ランキング4年連続1位

アメリカ調査会社「ギャラップ」が全世界に対して行う世論調査で、世界各国・地域の幸福度を示す国連の世界幸福度ランキングが発表されました。
1位:フィンランド
2位:デンマーク
3位:スイス
と続き、8位までを欧州が占めました。

7つの指標をもとにした幸福度指数

下記のグラフにもあるように、世界幸福度は以下の7つの指標をもとにしています。

  • :国民一人当たりのGDP
  • :社会的サポート(「困った時に助けてくれるものや信頼できる人がいるか」への回答)
  • 黄緑:健康寿命
  • :人生選択の自由(「人生で何をするか選択の自由があるか」への回答)
  • :気前のよさ(「過去1ヶ月にいくら募金したか」への回答のGDPに対する度合い)
  • オレンジ:汚職や腐敗の認知(「あなたの国やビジネスに汚職・腐敗が蔓延しているか」への回答)
  • :世界最下位の国の平均値(2.43)と、3年間の調査で出た各国の残余地を合計したもの ▶︎ 点数が大きいほどランキング上位

対象は149の国と地域で、日本は56位で、アジアでは台湾(24位)、シンガポール(32位)、タイ(54位)に次ぐ4番目でした。最下位はアフガニスタンでした。
ちなみに、日本は2020年版(2017-19年)のランキングでは62位でした。
日本は上記のうち、気前の良さの点数が極端に引く日のが目立ちますが、これは日常的に寄付をする習慣のない、あるいは寄付に積極的ではないことの表れといえます。

Image by : ギャラップ

フィンランドの観光戦略

フィンランドにおけるインバウンド客数は、ロシア、ドイツ、スウェーデンがトップ3で、日本は8番目ですが、中国、ロシアと並び、最重要3大マーケットの一つと位置付けられています。なぜなら、北欧5カ国を訪れる日本人旅行者の宿泊先を国別に見ると、フィンランドが39%と最も多くなっています。平均は約15%となっていますから、倍以上のシェア率です。北欧5カ国の中でもフィンランドを滞在先に選択する日本人が非常に多く、特殊なマーケットであるとわかります。
また、フィンランドの人のライフスタイルとは、スポーティ、自然に親しむ、シンプル、Less is more、DIY精神、平等といった特徴があります。「Less in more」とは、モノをたくさん所有することが良いことではなく、モノが少なくても楽しめるという考えです。
また、ヨーロッパで最初に女性に政権を与えたのもフィンランドで、フィンランド政府観光局のトップマネージメントの半数以上は女性が占めます。男女平等だけでなく、年齢の平等も浸透しています。こうしたライフスタイルを活かしたプロモーションをグローバルとローカルで展開しています。

アフターコロナを見据えて

フィンランドを訪れる日本人観光客の約66%が女性です。その女性たちが必ず立ち寄るのがスーパーです。ローカルなライフスタイルを垣間見ることができ、楽しい発見があるのが理由です。
一方、フィンランド人が日本に訪れる理由として、冬でも太平洋側は晴天が多く、太陽の光が溢れている点、日本のシンプリシティや礼儀正しく控えめな人間関係にも共感している点が挙げられます。

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世界各国で路線開設や、増便相次ぐ:アジア、東南アジア編

新規路線の開設や再開の動き

世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う各国での入国規制などにより、世界各国の航空会社は大きな影響を受けています。
IATA(世界航空運送協会)によると、2021年5月の世界の航空需要は、国内線と国際線ではよりわずかに改善したものの、2019年と比較すると依然として大きく下回っているということです。
2019年5月と比較して有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)に基づく5月の総航空需要は85.1%減となり、4月の87.2%から2.1ポイント改善しました。
またIATAは7月14日、世界各国に対し、国際旅行に関するWHOガイダンスに従うよう要請し「旅行者は感染症の高リスクではない」と強調しました。(過去記事参照▶︎「国際航空運送協会(IATA):国際移動は高リスクではない」)
世界各国では、運休や減便は依然として多くなっていますが、新規路線の開設や再開の動きも活発となっています。

日本国内での動き

ロードファクター(座席利用率、L/F)は、5月の利用実績について

  • JAL
    国際線:1.1%上昇 ▶︎ 19.1%
    国内線:15.6%上昇 ▶︎ 38.1%
  • ANA
    国際線:5.6%低下 ▶︎ 18.3%
    国内線:9.8%上昇 ▶︎ 41.5%

と発表しました。
航空各社の業績は赤字が続いており、ANAが7月30日に発表した、2021年4〜6月期連結決算は、511億円の最終赤字、ZipAir Tokyoの2021年3月期決算は、約40.2億円の最終赤字となっています。
各社の減便率は、

  • JALグループ:8月の減便率 23%
  • ANA:8月の減便率 35%
  • ソラシドエア:8月の減便率 2%

となっています。
一方で臨時便の動きもあり、ANAは国内線5路線で8月のお盆に臨時便を設定するほか、法人帰国の特別便として、ジャカルタ発成田行 の臨時便を運行します。
また、ホノルル線の需要回復に伴い、ZipAirは7月21日、成田⇄ホノルル線を週1往復を約半年ぶりに再開し、10月からは週2往復に増便します。
JALも羽田⇄ホノルル線の機材を大型化し、10月からホノルル線を羽田・成田発着とも1往復ずつ増便して週4往復とする予定です。

韓国と香港の動き

  • 韓国
    大韓航空は、名古屋/中部⇄ソウル/仁川線について、現在の土曜の週1便に加えて、水曜の運行追加し、9月1日から週2便に増便します。
  • 香港
    キャセイパシフィック航空は運行路線を拡大し、
    8月1日からパリ、8月8日からはボストンとシカゴ、8月10日からはプーケット、8月13日からはプノンペンの5路線の運行を再開します。

東南アジアの動き

  • タイ
    タイ国際航空は、7月1日から名古屋/中部⇄バンコク旅客便を1年4ヶ月ぶりに再開したほか、7月3日からヨーロッパ5都市とプーケットを結ぶ直行便の運行を開始しましたが、大阪/関西⇄バンコク路線は8月1日からは減便します。
  • シンガポール
    シンガポールの格安航空会社、ジェットスター・アジア航空は、以遠権を用いて8月10日から、ドイツのベルリンとギリシャのアテネを結ぶ路線を開設すると発表しました。
    現在同社が運行しているシンガポール⇄アテネ線を延長し、シンガポール〜アテネ〜ベルリン線とするものです。また、シンガポール⇄バンコク線に次いで、2路線の目のタイ路線となる、シンガポールとタイのプーケットを結ぶ直行便を9月3日から再開すると発表しました。
  • ベトナム
    ベトナム航空は8月にベトナム発のみで日本線を一部再開し、ベトナム政府の要請による帰国支援を目的とした運行は継続されます。
    また、同社は、7月の成田発ダナン行きの便で「IATAトラバルパス」のトライアルを実施します。
  • インドネシア
    インドネシアの格安航空会社エアアジアは、7月6日〜8月6日まで、国内線および、国際線の定期便を全面運休すると発表しました。
    国内における新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けたもので、上記期間中もチャーター便や貨物便については、運行を継続するとしています。
  • モンゴル
    MIATモンゴル航空は7月に、成田⇄ウランバートル線を2往復運行します。
    また、7月4日には「チンギス・ハーン空港」が開港し、これらの便も新空港を発着します。
  • インド
    インドのデリーを拠点とするビスタラ航空は、7月7日に羽田⇄デリー線を開設しました。週1往復で、同社が日本へ乗り入れるのは初めてです。

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世界で最も豪華な列車とは?

コロナ禍で列車の旅が注目

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界的に移動が制限されています。そんな中、長距離移動を避けるという観点から、そして「フライトシェイム(飛び恥)」と呼ばれる温室効果ガス排出量の多い航空機移動を嫌厭するという動きから、列車の旅が注目を集めています。

見直される長距離列車の価値

6月に旅行ガイドブックで世界的に有名な『ロンリープラネット』が「魅力的な新しい路線とともにヨーロッパの線路に寝台車が戻ってきたという記事を、7月にアメリカで最も権威のある旅行雑誌の一つ『コンデナスト・トラベラー』が「スコットランドへ寝台列車で行く10の理由」という記事をそれぞれ掲載しました。
『ロンリープラネット』は、ヨーロッパの都市を結ぶ新しい寝台列車の計画があること、またフランスをはじめ、多くの鉄道会社が寝台列車を復活させることを伝えています。
『コンデナスト・トラベラー』は「列車で旅することは、自然と人間、街、教会や川、つまり暮らしを見ること」と、ロンドンで夕方に列車に乗り、翌朝スコットランドに到着する寝台列車での旅の魅力が書かれています。

世界で最も豪華な列車

ムンバイを拠点とする、豪華なライフスタイルに注目したインドのウェブサイト『Luxurylaunches』が「世界で最も豪華な11の観光列車」という記事を掲載しました。そのリストの中に日本の列車が3つ登場していました。抜粋してご紹介します。

  • Belmond Andean Explorer (ベルモンド アンデアン・エクスプローラー) :ペルー
    ペルーアンデス山脈の壮大な景色を堪能できます。インカ帝国の古都クスコ、チチカカ湖畔のプーノ、世界遺産に登録されたアレパキに停車。南米初の豪華寝台列車は、ライブラリーカーやピアノもあるラウンジカーも備え、自然と古代遺跡の中を走ります。
Image by : Belmond Andean Explorer
  • Rovos Rail Pride of Africa (ロボス・レイル プライド・オブ・アフリカ) :南アフリカ
    1989年に始まったこの豪華列車は、ケープタウンとプレトリア間のルートで、ビクトリアフォールズのほか美しい港町ダーバンなど、さまざまな場所への旅を提供しています。バスタブとシャワーを完備したロイヤルスイートルームがある豪華な車内でシャンパンとロブスターテイルを楽しめます。
Image by : Rovos Rail Pride of Africa
  • Venice Simplon-Orient-Express(ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス:ヨーロッパ
    世界の豪華列車を代表する1つのベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスは、ロンドン–ベネチア間を1982年から運行している伝統ある観光列車です。アールデコのインテリア、豪華なファブリック、クリスタルガラス、シャンパンバーが特徴です。
Image by : Venice Simplon-Orient-Express
  • ななつ星 in 九州:日本
    2013年から運行を開始した「ななつ星 in 九州」は九州7県を結ぶ3,000kmものレールの上だからこそ洗練された最上級の列車空間だからこそ、お届けできる景色。それぞれの土地ならではの大自然、歴史と文化を感じられます。
Image by : JR九州
  • TRAIN SUITE 四季島:日本
    2017年5月から運行を開始したクルーズトレイン。東京を拠点に東日本をめぐる列車で、世界に類を見ない贅沢さと気品を備えています。車内には特注のソファ、壮大な景色を見渡せる大きな車窓、17の客室が配置されています。
Image by : JR東日本
  • トワイライトエクスプレス瑞風:日本
    2017年6月から運行を開始したクルーズトレイン。「上質さの中の懐かしさ」の列車コンセプトに基づき、洗練された上質さと心休まる懐かしさを感じる車内です。車両の前後には、景色を楽しむためにデザインされた、大きな車窓の展望室があります。
Image by : JR西日本

アフターコロナを見据え

現況で長距離移動や旅行はまだ現実的ではない今ですが、元々旅行好きだった方は既にアフターコロナを見据え、旅行の下調べをしていると思います。だいぶ高額な列車の旅ですが、「いつかは乗りたい列車」として書き残してみてもいいのではないでしょうか。ある日突然、移動が不可能になると知った今、旅は今までよりもっと特別なものになることでしょう。

Image by : Golden Eagle(ロシアの豪華列車https://bit.ly/2WfrSH5)

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コロナ禍で進む自転車ブーム:パリが描く構想とは?

変わる道路の使い方

世界の大都市で今、道路の使われ方が変化しています。ニューヨーク市では、密を避けながらレストランでの食事を楽しむことができるよう、2020年6月に歩道や駐車スペース、裏庭などにテーブルを設置してもよいと許可が下りました。

欧米で自転車レーンの増加

多くの都市で自転車レーンの整備が始まっています。WHOが2020年4月21日に『移動に関する新しいガイドライン』で、「可能であれば、自転車か徒歩移動を」との指示を出し、アメリカとヨーロッパの多くの都市が反応しました。
『ロンドン、ニューヨーク、パリそしてミラノが、自転車と歩行者の為に道路を譲った』という同年5月のデザイン誌の記事では、

  • ロンドン
    暫定的だった自転車レーンがしの主な通路として定着
    路上駐車場と車道が歩道へと移行していく予定
  • ニューヨーク市
    市内の車道約65kmが5月中に歩行者と自転車専用に代わる
  • パリ
    最も有名なショッピング通りが車両通行禁止へ
  • ミラノ
    夏の間、約35kmが暫定自転車レーンとなる
    いくつかの通りで制限速度が時速30kmに引き下げられる

以上のような政策が紹介されています。

ロックダウン明けにはガラリと

2020年5月に1度目のロックダウンが解除されたパリでは、自動車から自転車への移行がフルスピードで進んでいます。約2ヶ月に及ぶ1度目のロックダウンで街に人がいなかった時期と、公共交通機関利用を避けたい市民が自転車に目を向け始めた風潮を捉え、市内の道路が着々と自転車レーンに移行していました。
今年5月14日のBBCの記事によると「パリでは、パンデミック中に、数100kmもの自転車専用レーンができた」といいます。その中で最も印象的で象徴的なのは、コンコルド広場からルーブル美術館の北側を通るパリの目抜き通りである全長約3kmのリヴォリ通りが自転車専用となったことです。バスやタクシー、緊急車両などを除く車の通行が禁止され、その代わりに自転車レーンが大幅に拡張されました。さらに、主要なメトロ路線に沿って、自転車レーンが整備され、マスクをつけメトロで会社に行くのが耐えられないパリ市民の多くが自転車通勤を選択しているようです。

現市長が描く未来のパリ

2014年にパリ市長に就任し、2020年7月に再選されたアンヌ・イダルゴ氏が以前から自転車の普及に取り組んでおり、パンデミックを追い風に計画の実現が急激に進んだということが自転車専用レーンの背景にあります。2016年5月に始まった車のない街を目指す計画のプロジェクト名は『Paris Respire(パリが呼吸する)』で、空気の綺麗なパリを目指し、日曜日には市内各地の道路が歩行者天国となりました。
2017年には ヴェリブ(Vélib) という公共のシェア自転車が導入され、市民が安価で自転車を利用できるようにもなりました。同時に、自転車専用レーンの整備にも積極的に取り組んできたイダルゴ氏がいたからこそ、今回の新型コロナウイルス感染症の蔓延による密を避ける動きに素早く反応し大胆な変化が実現しました。
フランス政府が自転車利用者連盟と協力して、自転車の修理に最大50ユーロを補助し、長い間自転車に乗っていなかった人が再び自転車に安全に乗るための無料講習を提供する『Coup de Pouce Vélo (自転車を助けよう)』という政策を実施したこともあり、パリでは空前の自転車ブームが始まっています。

Image by : 『alveole』https://www.coupdepoucevelo.fr/auth/home

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マレーシア、今年9月にも観光再開の方針

9月初旬に観光再開の方針

マレーシアは、2021年9月にも観光再開が可能であるとの考えを示しました。全面的な再会ではなく、まずはランカウイ島などを含む複数の離島から段階的に受け入れを再開させていく方針です。
観光客についても、まずは国内の観光客からはじめ、計画が進めば海外からの観光客にも入国を許可する考えとのことです。

マレーシアの今:コロナの現況

マレーシアの新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、パンデミックが始まって以来、最多を記録しています。感染者数は、1日で22,900人を超えました。
ワクチン接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の55.8%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の39.8%%になります。
新規感染者の60%がクアラルンプールなどの都市部に集中しているため外出規制などの規制が強化されています。
また、マレーシア政府によると、ワクチン接種完了者への緩和措置を発表しました。

  • 許可の対象となるワクチン接種完了者
    :2回接種が必要なワクチンの場合
      →2回接種後14日以上経過している者
    :1回のみ接種が必要なワクチンの場合
      →1回接種後28日以上経過している者
  • 対象地域
    「国家回復計画」第一段階及びそれ以降の段階の対象地域
  • 必須要件
    :デジタルワクチン接種証明書の提示
  • 適用開始日
    :8月20日
Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/36OJP1w

国内観光から段階的に

マレーシア観光芸術文化省(MOTAC)は、来年にも国内の観光活動を再開させる意向を発表しました。観光再開の計画は4段階に分けられており、離島を対象としたバブル方式による観光が始められます。
9月には国内の観光客を受け入れ、その後最終的には海外からの観光客も受け入れたいとしています。

集団免疫獲得を見越して離島から受け入れ

MOTACが7月22日にはっぴょうした計画は以下の通りです。

  • 第一段階:地区内での旅行および観光活動を許可
  • 第二段階:地区間の旅行と観光を許可
  • 第三段階:州間の旅行と観光を許可
  • 第四段階:海外旅行、インバウンド観光客を許可(国境の開放)

第一段階では、目的地をランカウイ島とクチン島に限定して試験的に始めていくとのことです。
第二段階では、対象をルダン島、プルヘンティアン島などのリゾート地に広げる他、ジョホール州、マラッカ州などの主要観光地も含むとしています。
第三段階では、その他の主要観光地を全て対象にする見込みです。
第四段階では、第三段階までの計画が順調に進んだのちに海外からの観光客も受け入れる計画です。

なお、今回の計画の初期段階として受け入れ先に離島が対象とされていますが、タイの「サンドボックス(過去記事参照:10月からタイ旅行可能!?)」とは異なり、訪問客は到着後一定期間の隔離が義務付けられる予定です。
マレーシア政府は、8月3週目にはランカウイ島の人口80%がワクチン接種を完了させ集団免疫を獲得できるとしており、これを踏まえて第一段階となる国内旅行は9月にも始められるとの見通しを示しました。

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中国、感染再拡大:規制強化で夏季休暇シーズン直撃

「デルタ株」の感染拡大で再び規制強化

新型コロナウイルス感染症を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を推し進めてきた中国で、市中感染が相次いで確認されています。中国当局は、感染力の強いデルタ株の影響や、夏休みに入って、人の移動が活発になったことなどが要因と見ています。
本土では7月下旬以降、江蘇省南京市の空港から感染が拡大し、18の省・自治区・直轄市で、1日に80〜100人程度の新規感染者が確認されています。
各地の衛生当局は感染拡大防止を目的とした対策を強化し、スマートフォンの位置情報などを通じて感染経路や濃厚接触者を追跡したり、全住民を対象としたPCR検査や水際対策を徹底するなどとしています。

中国の今:コロナの現況

中国本土では、1日平均51人の新規感染者が報告されています。ピークだった今年2月13日の約1%になります。
また、ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者数は全人口比の44.4%で、必要回数のワクチン接種完了者数は全人口の15.9%に留まっています。合計接種数は全世界で最多ですが、人口の多さとワクチン数の需要と供給が合わず、苦戦しているようにも伺えます。

Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/2W4xXWW

「デルタ株」の出現で、人々の生活が一変

「デルタ株」の感染拡大を受けて、中国各地では、住民の移動を制限する措置を打ち出しています。
多くの地域が省・市・自治区外への不要不急の移動を控えるよう要請し、一部地域では住民のマスク着用や社会的距離の確保を再徹底する動きもあり、人々の生活が再び一変しています。
北京市は8月1日、感染者が確認された地域から北京への人の流入を制限すると発表し、北京へ向かう航空便や鉄道、バスなどの運休を決定しました。上海も高リスク地域からの訪問者に対し、14日間の集中かくりを行い、中リスク地域からの訪問者にも14日間の健康観察を行う措置を講じています。

旅行業界への影響は不可避

中国文化・観光部が7月29日に発表したデータによると、2021年上半期の国内旅行者数は前年同期比100.8%増の延べ18億7,100万人に達し、新型コロナウイルス感染拡大前の19年同時期の60.9%にまで回復した。しかし、夏季シーズン真っ只中の感染再拡大を受け、有名観光地の閉鎖が相次ぐなど、今後の観光業界への影響は不可避と見られています。5月に開演予定だったユニバーサルスタジオ北京も、デルタ株の感染拡大を受けて8月に開演が延期されていましたが、再び開演時期がずれ込む可能性があるといいます。
また、航空業界も打撃を受けています。今回の感染拡大により、繁忙期のはずだった国内線は大幅な欠航を余儀なくされ、各航空会社もキャンセルや変更の手続きに追われています。規制が緩和された今年は、春節の連休から徐々に国内旅行のニーズが好転し、例年は閑散期で赤字になる4〜5月にも黒字を達成した航空会社があるほどでしたが、ここにきて見通しが立たない状況となっています。

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英 ヒースロー空港、旅行規制の緩和で旅客数74%増

前年同月と比較し大幅に増加

ロンドン西部に位置するイギリス最大の空港、ヒースロー空港は、イギリス国内で新型コロナウイルス感染症の感染拡大のために敷かれていた規制の緩和で2021年7月の旅客機が前年同月と比較して74%の増加に転じたことを発表しました。

イギリスの今:コロナの現況

イギリスでの感染者数は増加傾向にあり、平均で1日 28,296人の新規感染者が報告されています。1日最多感染者数が68,053人だった1月8日の約45%になります。1日あたりの新規感染者数の平均が3週間で9,400件以上減少しました。
また、新型コロナワクチン接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口比の71.2%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口比の61.3%になります。

イギリスでは、今年7月に国内の新型コロナウイルス規制を最終段階(ステップ4)に移行し、ソーシャルディスタンスの確保や店舗、公共交通機関などでのマスク着用など、法的義務の多くを撤廃しました。

Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/3m8GZwZ

ワクチン接種完了で渡航制限緩和

イギリス国内で5月17日より導入されている「Green list」というシステムがあります。世界各国・地域を感染状況や新型コロナワクチン接種の進捗に応じて、信号と同じ「赤・黄・緑」に色分けします。「緑色」が最も安全となっており、これらの国や地域には、5月17日から海外旅行が可能になっており、さらに、該当国からの帰国時には、隔離義務が免除されます。
日本はシステム発表当時の「黄色」リストに含まれており、ワクチン接種を完了していなければ、出発前後のウイルス検査と入国後に10日間の隔離が必要となります。

過去記事参照:『イギリス 海外旅行の制限をさらに緩和へ』

大西洋横断路線 再開

イギリスの2021年7月の旅行者数は、1,510,845人で2020年3月以来の月間最高旅客数を記録しています。
さらに、北米からの旅客数は前年同期比約230%増加したことで、ニューヨークJFK空港はヒースロー空港で最も人気のある路線に返り咲いたということです。
今週末にはアメリカの航空会社「ジェットブルー」を迎え、大西洋横断路線をさらに充実させる予定ということです。
イギリスは指定のワクチンを接種したアメリカ人渡航者に対しては、検疫なしで渡航可能としています。一方、アメリカでは、入国3日以内に受けた陰性証明書を必要としている点から、ワクチンを接種したイギリス人旅行者と相互協定を結ぶ必要があるという見方を示しました。

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カナダ 航空職員と乗客にワクチン接種を義務化

ワクチン接種義務化

カナダ政府は、航空や鉄道などの職員とその乗客を対象に、新型コロナワクチン接種を義務化する方針を明らかにしました。
カナダのアルガブラ運輸相は今月13日に、遅くとも10月末までに政府の管轄下にある航空、鉄道、海運の職員にワクチン接種を義務化すると発表しました。健康上の理由がある場合を除き、接種を拒否すると解雇の対象となります。
さらに、カナダに到着する飛行機や州をまたぐ鉄道の乗客にも接種の義務化を拡大する方針も示しました。

カナダの今:コロナの現況

カナダでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は増加傾向にあり、平均で1日1,983人の新規感染者が報告されています。1日平均人数のピークだった4月17日の23%になります。
パンデミック開始以降、同国では感染者1,457,565人、死者26,719人が報告されています。
またワクチンの接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は、全人口比の72.2%で、必要回数のワクチン接種完了者は、63.8%になります。

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ワクチン接種が進むカナダ

カナダ財務委員会は、8月13日にカナダの71%がワクチン接種を完了させていると言及しています。8月17日時点で示されている全世界のワクチン接種完了率は23.8%であり、世界の接種完了率の3倍を超えています。
今回のワクチン接種義務化の規則導入によって、カナダ国内のワクチン接種率がさらに上がっていくことが考えられます。

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早ければ来月にも義務化

8月13日、カナダのアルガブラ運輸大臣は、連邦政府が管轄する航空、鉄道、海運の職員に対し、健康上の理由がある場合を除き、ワクチン接種を義務付けることを発表しました。
この計画の詳細については現在まだ検討中としていますが、今秋の早い段階で導入する考えで、早ければ9月、遅くとも10月までには義務化するということです。
対象となる職員は、労働人口のうち8%にあたる120万人で、ワクチン接種をさらに後押ししていくことが考えられます。
また、職員に加えて各交通機関の利用客にも接種を義務付ける方針です。移動の際の感染症拡大のリスクを徹底して抑え込んでいく姿勢が見られます。
カナダは、2020年3月から禁じていた隣国アメリカとの国際的な往来を8月9日に再開しました。入国者はワクチン接種完了者に限定していますが、変異株などの懸念も含めて人流増加に伴う感染リスク低減に努めていく考えだと言えます。

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日本、入国者数上限を3,500人へ緩和

水際対策緩和

今年3月以降、新型コロナウイルスの水際対策の強化に向け、1日あたり約2,000人に制限されていた日本への入国者数の上限が、2021年8月16日より約3,500人に緩和されたことが明らかになりました。

帰国需要とビジネス目的の渡航需要高

国土交通省は、新型コロナウイルスの水際対策の強化に向け、検疫を所管する厚生労働省と連携し、入国者数の総数を日本人と在留資格のある外国人の再入国を含め、1日あたり2,000人以下に抑え、航空会社に搭乗者数の制限を要請していました。
今回の緩和に伴い、JCAB(国土交通省航空局)は国際線を運行しているANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)、海外の航空会社に搭乗者数の制限緩和を通知したということです。
ANAとJALはこれを受け、今まで国際線の1週間あたりの搭乗者数を1社あたり3,400人に抑えてきたところ、8月16日より6,100人以下に緩和されます。
また、航空経済誌「Aviation Wire」によれば、海外の航空会社はこれまで1便あたり40人だった搭乗者数を、8月16日から31日まで70人に緩和し、16日現在で9月1日からの1ヶ月間は1便あたり80人となる見通しです。

日本の今:コロナの現況

日本での感染者数は、増加傾向にあり、平均で1日16,520人の新規感染者が報告されています。さらに今月8月に入ってからの新規感染者数は著しく増加し、8月14日には最多の20,140人の感染が確認されました。また、都市部での感染者が多いことから、13都府県で緊急事態宣言が発令、19道府県でまん延防止等重点措置の実施がされます。
ワクチン接種に関しては、各自治体で急ピッチに進んでいますが、一部自治体での接種予約自体、完了できないとの声もあります。
接種率は、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の38%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の50.2%となります。

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インバウンド回復は?

2020年6月11日に日本政府は、国内への入国制限をタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドを対象に1日最大250人程度とし、2021年3月からは日本人と再入国者を含めた入国者数を1日平均2,000人に抑制してきました。
今回の緩和によって搭乗者数は増加したとはいえ、その対象は一般的な観光目的の旅行者ではなく、特別な理由による帰国目的やビジネス目的での渡航需要ですので、インバウンド回復はまだまだ尚早といえます。
しかし、中長期的な観光業及び、インバウンド復活への一歩として、今後も新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めた段階的かつ安心安全な出入国の緩和が求められます。

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