9月初旬に観光再開の方針
マレーシアは、2021年9月にも観光再開が可能であるとの考えを示しました。全面的な再会ではなく、まずはランカウイ島などを含む複数の離島から段階的に受け入れを再開させていく方針です。
観光客についても、まずは国内の観光客からはじめ、計画が進めば海外からの観光客にも入国を許可する考えとのことです。
マレーシアの今:コロナの現況
マレーシアの新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、パンデミックが始まって以来、最多を記録しています。感染者数は、1日で22,900人を超えました。
ワクチン接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の55.8%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の39.8%%になります。
新規感染者の60%がクアラルンプールなどの都市部に集中しているため外出規制などの規制が強化されています。
また、マレーシア政府によると、ワクチン接種完了者への緩和措置を発表しました。
- 許可の対象となるワクチン接種完了者
:2回接種が必要なワクチンの場合
→2回接種後14日以上経過している者
:1回のみ接種が必要なワクチンの場合
→1回接種後28日以上経過している者 - 対象地域
:「国家回復計画」第一段階及びそれ以降の段階の対象地域 - 必須要件
:デジタルワクチン接種証明書の提示 - 適用開始日
:8月20日

国内観光から段階的に
マレーシア観光芸術文化省(MOTAC)は、来年にも国内の観光活動を再開させる意向を発表しました。観光再開の計画は4段階に分けられており、離島を対象としたバブル方式による観光が始められます。
9月には国内の観光客を受け入れ、その後最終的には海外からの観光客も受け入れたいとしています。
集団免疫獲得を見越して離島から受け入れ
MOTACが7月22日にはっぴょうした計画は以下の通りです。
- 第一段階:地区内での旅行および観光活動を許可
- 第二段階:地区間の旅行と観光を許可
- 第三段階:州間の旅行と観光を許可
- 第四段階:海外旅行、インバウンド観光客を許可(国境の開放)
第一段階では、目的地をランカウイ島とクチン島に限定して試験的に始めていくとのことです。
第二段階では、対象をルダン島、プルヘンティアン島などのリゾート地に広げる他、ジョホール州、マラッカ州などの主要観光地も含むとしています。
第三段階では、その他の主要観光地を全て対象にする見込みです。
第四段階では、第三段階までの計画が順調に進んだのちに海外からの観光客も受け入れる計画です。
なお、今回の計画の初期段階として受け入れ先に離島が対象とされていますが、タイの「サンドボックス(過去記事参照:10月からタイ旅行可能!?)」とは異なり、訪問客は到着後一定期間の隔離が義務付けられる予定です。
マレーシア政府は、8月3週目にはランカウイ島の人口80%がワクチン接種を完了させ集団免疫を獲得できるとしており、これを踏まえて第一段階となる国内旅行は9月にも始められるとの見通しを示しました。

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