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幸福な国、フィンランド:世界を惹きつける秘訣とは?

世界幸福度ランキング4年連続1位

アメリカ調査会社「ギャラップ」が全世界に対して行う世論調査で、世界各国・地域の幸福度を示す国連の世界幸福度ランキングが発表されました。
1位:フィンランド
2位:デンマーク
3位:スイス
と続き、8位までを欧州が占めました。

7つの指標をもとにした幸福度指数

下記のグラフにもあるように、世界幸福度は以下の7つの指標をもとにしています。

  • :国民一人当たりのGDP
  • :社会的サポート(「困った時に助けてくれるものや信頼できる人がいるか」への回答)
  • 黄緑:健康寿命
  • :人生選択の自由(「人生で何をするか選択の自由があるか」への回答)
  • :気前のよさ(「過去1ヶ月にいくら募金したか」への回答のGDPに対する度合い)
  • オレンジ:汚職や腐敗の認知(「あなたの国やビジネスに汚職・腐敗が蔓延しているか」への回答)
  • :世界最下位の国の平均値(2.43)と、3年間の調査で出た各国の残余地を合計したもの ▶︎ 点数が大きいほどランキング上位

対象は149の国と地域で、日本は56位で、アジアでは台湾(24位)、シンガポール(32位)、タイ(54位)に次ぐ4番目でした。最下位はアフガニスタンでした。
ちなみに、日本は2020年版(2017-19年)のランキングでは62位でした。
日本は上記のうち、気前の良さの点数が極端に引く日のが目立ちますが、これは日常的に寄付をする習慣のない、あるいは寄付に積極的ではないことの表れといえます。

Image by : ギャラップ

フィンランドの観光戦略

フィンランドにおけるインバウンド客数は、ロシア、ドイツ、スウェーデンがトップ3で、日本は8番目ですが、中国、ロシアと並び、最重要3大マーケットの一つと位置付けられています。なぜなら、北欧5カ国を訪れる日本人旅行者の宿泊先を国別に見ると、フィンランドが39%と最も多くなっています。平均は約15%となっていますから、倍以上のシェア率です。北欧5カ国の中でもフィンランドを滞在先に選択する日本人が非常に多く、特殊なマーケットであるとわかります。
また、フィンランドの人のライフスタイルとは、スポーティ、自然に親しむ、シンプル、Less is more、DIY精神、平等といった特徴があります。「Less in more」とは、モノをたくさん所有することが良いことではなく、モノが少なくても楽しめるという考えです。
また、ヨーロッパで最初に女性に政権を与えたのもフィンランドで、フィンランド政府観光局のトップマネージメントの半数以上は女性が占めます。男女平等だけでなく、年齢の平等も浸透しています。こうしたライフスタイルを活かしたプロモーションをグローバルとローカルで展開しています。

アフターコロナを見据えて

フィンランドを訪れる日本人観光客の約66%が女性です。その女性たちが必ず立ち寄るのがスーパーです。ローカルなライフスタイルを垣間見ることができ、楽しい発見があるのが理由です。
一方、フィンランド人が日本に訪れる理由として、冬でも太平洋側は晴天が多く、太陽の光が溢れている点、日本のシンプリシティや礼儀正しく控えめな人間関係にも共感している点が挙げられます。

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