ワクチン接種義務化
カナダ政府は、航空や鉄道などの職員とその乗客を対象に、新型コロナワクチン接種を義務化する方針を明らかにしました。
カナダのアルガブラ運輸相は今月13日に、遅くとも10月末までに政府の管轄下にある航空、鉄道、海運の職員にワクチン接種を義務化すると発表しました。健康上の理由がある場合を除き、接種を拒否すると解雇の対象となります。
さらに、カナダに到着する飛行機や州をまたぐ鉄道の乗客にも接種の義務化を拡大する方針も示しました。

カナダの今:コロナの現況
カナダでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は増加傾向にあり、平均で1日1,983人の新規感染者が報告されています。1日平均人数のピークだった4月17日の23%になります。
パンデミック開始以降、同国では感染者1,457,565人、死者26,719人が報告されています。
またワクチンの接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は、全人口比の72.2%で、必要回数のワクチン接種完了者は、63.8%になります。

ワクチン接種が進むカナダ
カナダ財務委員会は、8月13日にカナダの71%がワクチン接種を完了させていると言及しています。8月17日時点で示されている全世界のワクチン接種完了率は23.8%であり、世界の接種完了率の3倍を超えています。
今回のワクチン接種義務化の規則導入によって、カナダ国内のワクチン接種率がさらに上がっていくことが考えられます。

早ければ来月にも義務化
8月13日、カナダのアルガブラ運輸大臣は、連邦政府が管轄する航空、鉄道、海運の職員に対し、健康上の理由がある場合を除き、ワクチン接種を義務付けることを発表しました。
この計画の詳細については現在まだ検討中としていますが、今秋の早い段階で導入する考えで、早ければ9月、遅くとも10月までには義務化するということです。
対象となる職員は、労働人口のうち8%にあたる120万人で、ワクチン接種をさらに後押ししていくことが考えられます。
また、職員に加えて各交通機関の利用客にも接種を義務付ける方針です。移動の際の感染症拡大のリスクを徹底して抑え込んでいく姿勢が見られます。
カナダは、2020年3月から禁じていた隣国アメリカとの国際的な往来を8月9日に再開しました。入国者はワクチン接種完了者に限定していますが、変異株などの懸念も含めて人流増加に伴う感染リスク低減に努めていく考えだと言えます。

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