カナダ 少なくとも6月30日まで国境措置を延長
カナダの保健相と公衆衛生庁は5月31日、同国への渡航者に対する現行の国境措置について、少なくとも2022年6月30日まで延長すると発表しました。同国では旅行需要は急拡大しているものの、国境措置は継続しており、外国人渡航者はこれまで通り、入国時にワクチン接種完了済みであることを証明する必要があります。

カナダの今:コロナの現況
現在のカナダでの感染者数は、平均で1日2,454人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者3,941,185人、死亡者41,878人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の82.8%で、ブースター接種完了者は57.8%となっています。

ワクチン接種義務
2022年6月14日、カナダ運輸省は6月20日午前0時1分(東部時間帯)より、航空機等の乗客に対するワクチン接種義務を停止すると発表しました。これにより同20日以降、カナダ国内を出発する国内線、米国線、国際線の航空機、VIA鉄道及び、ロッキー・マウンテニア鉄道を利用する乗客は、ワクチン接種証明書を提示することなく、これらの交通機関を利用することが可能となります。また、6月20日午前0時1分(東部時間帯)より、連邦政府が所管する航空、鉄道及び、海運業界の従業員に対するワクチン接種義務も停止になります。他方、クルーズ船については、乗客が一定期間密接に接触する特性から、乗客及び、クルーに対するワクチン接種義務は維持されます。
国境措置に関するワクチン接種要件は変更されません。このため、永住権者でワクチン接種を完了していない者がカナダへ帰国する場合には、入国前検査、入国時及び、入国8日目の分子検査及び、14日間の自己隔離が必要となります。また、ワクチン接種を完了(※ブースター接種を含まない従来の定義)していない外国人の入国は引き続き禁止となります。
航空機又は、鉄道を利用する乗客に対するマスク着用義務は維持されます。クルーズ船の乗客は、引き続きマスク着用に加え、クルーにより指示される他の公衆衛生措置にも従う必要があります。

航空機の運航は再開・増便へ
エアカナダは6月4日、東京/成田ーモントリオール線の運航を2年2ヶ月ぶりに再開しました。週2便で再開し、9月7日以降は週5便で運航します。
さらに冬ダイヤが始まる10月からはトロントー羽田線をデイリー運航で再開する予定で、既存のバンクーバー線を合わせ、同社の成田発着便は3路線となります。
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