ハワイ州知事訪日で取り組み強化
アメリカのハワイ州とグアム州は、日本人観光客の誘致に動き出しました。
ハワイ州のデービット・イゲ知事は、5月9日〜13日の日程で岸田首相や林外相などを表敬訪問し、日本人観光客の増加に対する期待を表明しました。ハワイ州産業経済開発局の統計によると、ハワイ州の日本人旅行者数は2019年に157万人でしたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降、2020年は28万人、2021年は2万人まで減少しています。イゲ知事は訪日に先立ち、「日本は、海外旅行者の受け入れという観点からみて、最も重要な供給国で、日本との関係を再開させることを楽しみにしている」と述べ、訪日時には日本人観光客の受け入れ態勢が万全であることをアピールしました。
ハワイ州の今:コロナの現況
現在、米国ハワイ州での新型コロナウイルス感染症の感染者数は、パンデミック開始以降、感染者275,631人、死亡者1,454人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の78.4%になります。

グアムは日本人向けに各種キャンペーンで旅行需要を喚起
グアム政府観光局も、日本人観光客の誘致に向けて動き出しています。
4月には同局のカール・T・Cグティエレス局長兼CEOが来日し、観光再開に向けた需要喚起策や日本市場への期待を語りました。需要喚起策の一環として、日本人が日本へ帰国する際に必要とされるPCR検査を無料で提供するプログラムを9月まで行います。オンラインによる事前予約をすれば、島内にあるクリニックで無料検査を受けることができます。このほか、5月からは「GoGoグアムキャンペーン」を展開しています。日本人観光客がグアムを訪問できるようになって55年となることを記念したもので、現地のホテルやレストランなどで「55%引き」や「55名にプレゼント」など「55」という数字にちなんだサービスを提供しています。(※過去掲載記事『グアム政府観光局が来日、日本人旅行者の復活へ前進』)
グアム州の今:コロナの現況
現在、米国グアム州での新型コロナウイルス感染症の感染者数は、パンデミック開始以降、感染者50,125人、死亡者364人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の81.3%になります。

入国時のコロナ検査が旅行先の選択にネガティブな影響
アメリカの調査会社「モーニング・コンサルタント」5月12日、海外からアメリカに入国する渡航者に義務付けている新型コロナウイルス感染症の検査が、アメリカを渡航先として選択する可能性を低下させているという調査結果を発表しました。
同調査によりますと、渡航前検査で陽性反応が出た場合のリスクを恐れ、アメリカを旅行先として選択する可能性が低くなったと回答した人が57%となりました。一方で、ワクチン接種完了者の渡航前検査の義務が撤廃された場合は、アメリカを訪れる可能性が高くなると考えている人は46%に上りました。渡航前検査がアメリカへの渡航の足かせになっていることが浮き彫りになりました。
アメリカ旅行協会(USTA)のCEOであるロジャー・ダウ氏は、「他の国々が検査要件を撤廃し、観光産業の再建に乗り出している一方で、アメリカは競争上不利な状況にあり、パンデミック以前のレベルまで回復するのに長い時間がかかるリスクがある。」と述べました。
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