日本 外国人観光客受け入れ再開へ
日本政府は26日、海外からの観光客の受け入れを来月上旬に再開する方向で最終調整に入ったと発表しました。
観光庁は受け入れ再開に向け、「ワクチンを3回接種」「ツアー客に限定」という条件はありますが、インバウンド再開へ大きな前進となります。
実証事業開始
日本政府は17日、今後の訪日観光再開に向けて、必要な材料を収集するため、今月中に日本の旅行会社が行動管理を行う少人数のパッケージツアー形式での実証実験を開始すると発表しました。本事業では、感染防止対策の遵守方法や緊急時対応等について検証を行い、旅行会社や宿泊業者等が留意すべき点をまとめた「ガイドライン」を策定するとのことです。外国人観光客への入国制限をめぐっては、国内外から緩和を求める声が強まっていました。
なお、本件は昨年11月末のオミクロン株に対する水際対策の強化を受けて実施を見合わせていた事業です。
現在は1日1万人までの入国者を認めていますが、観光客は対象外で、入国できるのは日本の永住権取得者とその家族、研究者、学生、事前に許可を得たビジネス関係者に限られ、出発国によっては隔離が義務つけられています。

【訪日観光実証事業の実施概要】
- 対象者:ワクチン3回目追加接種済みの者
- 出発国:変異株に対する非指定国であり、かつ訪日重点市場
(アメリカ、オーストラリア、タイ、シンガポール) - 旅行形態:少人数単位の行程が予め決められたパッケージツアー形式で、添乗員が同行するもの
- 受け入れ地域:緊急事態宣言等が発令されていない地域/都道府県が同意した地域のみ
- その他要件:民間医療保険への加入 等
- 検証項目:① 効果的な感染防止対策の遵守方法
② 陽性者発生時を含む緊急時の対応
③ 陽性者の発生状況 等
※事業の詳細については、日本旅行業協会と連携し決定します。
※国内外の感染状況や航空便の状況等を踏まえて内容を変更する場合があります。
6月から水際対策さらに緩和
- 入国者数の上限を1日1万人から2万人に引き上げ
- 入国者全員に実施してきた入国時の検査
▶︎新型コロナウイルス感染症の陽性率など流入リスクの高い国・低い国で分類
【流入リスク:低】
ワクチン接種有無に関係なく
:入国時の検査や自宅等での待機措置は免除
【流入リスク:中】
3回目のワクチン接種完了
:入国時の検査や自宅等での待機措置は免除
※3回目のワクチン未接種
:入国時の検査や自宅等での待機措置は継続
【流入リスク:高】
:入国時の検査や自宅等での待機措置は継続
日本の今:コロナの現況
現在の日本での感染者数は、平均で1日32,926人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者8,700,168人、死亡者30,421人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の81%で、ブースター接種完了者は58.4%となっています。
東京都の感染者を年代別に見ると、20代が最も多く、全体の20%を超え、65歳以上の高齢者は全体の6%ほどです。また、感染経路が分かっている感染者のうち、最も多いのは、「家庭内」で、約65%にのぼるとのことです。

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