韓国 金浦空港、運航再開に備えリモデル作業準備開始
5月12日午前、ソウル金浦空港国際線到着ターミナルにて、空港関係者たちが空港内のリモデル作業に備え、スクリーンを撤去しました。韓国の空港公社側は、運航再開に備え快適な環境を渡航者へ提供するため、今年11月までにフロア材交換などのリモデルを進めていくと明らかにしました。

金浦-羽田再開に向け協議へ
韓国の国土交通部は5月13日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2020年3月から停止されている金浦(ソウル)ー羽田(東京)の航空路線の運航再開に向け、外交部や防疫当局などの関係機関と協議を進めていると明らかにしました。日本の新型コロナの水際対策も考慮する必要があるため、日本の関係省庁とも緊密に協議を重ねているとの事です。
ユン大統領も運航再開に意欲
ユン・ソクヨル大統領が5月11日、日本の国会議員団に会い、今月中に金浦空港と羽田空港間の航空便運航を再開させようとの考えを明らかにしました。
ユン大統領は同日、ソウル市龍山区内の大統領執務室庁舎で、額賀元財務相が会長を務める日韓議員連盟のメンバーらに面会しました。この場でユン大統領は「日韓両国は最も近い隣国であり、自由民主主義や市場経済といった価値を共有する重要なパートナーだ。」「停滞している韓日関係を早急に修復・改善することが両国の共同利益に合致する。」と述べました。特に、新型コロナウイルス感染症の流行で萎縮している日韓国民の相互交流に関しては、「5月中に金浦ー羽田の航空路線を再開させるため、新政権は金浦に防疫施設を構築し、日本への出国者を全員検査して出国できるように措置を取る。」「日本側では(韓国からの入国者が)すぐに日本で活動できるよう、議員の皆様のご支援をお願いしたい。」と述べました。
ユン大統領のこうした言及は、両国国民の交流正常化を皮切りに、日韓関係の修復に乗り出すとの考えを明らかにしたものと考えられます。大統領執務室関係者は、「両国国民の相互理解は外交関係の土台だ。」「交流正常化の象徴として往来再開のための制度的基盤を早速整備し、未来の世代を中心とした開かれた交流を再開・拡大しようということだ。」と述べました。ユン大統領は当選直後の3月11日、日本の岸田首相との電話会談でもこのような意向を明らかにしていました。これと関連して、韓国政府は両国間のビザ免除再開も日本政府と協議する案を検討しているとの事です。
金浦空港と羽田空港の航空路線は、新型コロナウイルス感染症の流行により2020年の3月から中断されています。このような状況で、金浦ー羽田路線を今月中に再開できるよう新政権が防疫措置を取るので、日本政府も韓国からの入国者に対する隔離措置(3日間)を免除してほしいとの事です。日本側も金浦ー羽田路線再開を希望しています。
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