外国人観光客の受け入れ再開
ベトナム政府は3月15日から、医療体制のひっ迫懸念が後退しており、経済重視の姿勢を強める考えから、外国人観光客の受け入れを再開しました。(※過去掲載記事『ベトナム 2年ぶりに外国人観光客受け入れ再開』)
客室稼働率の改善
アメリカ不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールドが発表した2022年1月〜3月期における「ホーチミン市」と南中部沿岸地方「ダナン市」のホテル市場レポートによると、同期の2都市の客室稼働率は、ともに改善したことが分かりました。
同期におけるダナン市の4〜5つ星ホテルの供給客室数は、計1万1,000室で、新型コロナウイルス感染症のパンデミック前の水準に回復しました。1泊あたりの平均宿泊料金は、前年同期比+20%上昇の70ドル(約8,700円)でした。
ホーチミン市では、同期の3〜5つ星ホテルの供給客室数が計1万7,000室で、向こう3年でホテル18軒以上の計3,800室が供給される見込みです。同期の客室稼働率は、前年同期比+2.1ポイント上昇の35.6%となり、一泊あたりの平均宿泊料金は、73.6%(約9,100円)でした。

ベトナムの今:コロナの現況
現在、ベトナムでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は、増加傾向にあり、平均で1日3,695人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者10,666,751人、死亡者43,049人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の80.8%で、ブースター接種完了者は47.2%になっています。

続々と運行再開される離島・リゾート地
韓国のエアソウルによると、5月と6月にそれぞれベトナムのダナンとニャチャン路線の運航を再開します。また、エアソウルは上半期中にボラカイ島とコタキナバル路線の運航を再開し、フィリピンのセブ路線の新規就航も推進する計画です。その為、インバウンドの再開としてハワイのような離島・リゾート地から積極的に受け入れが開始されているのではないかと考えられます。その理由として、コロナ禍を経験した旅行客は、人が密集する都心よりも開放的空間であるリゾート地を好むと考えられることと、離島は地理の特性上、感染者のコントロールがしやすいことが考えられます。
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