旅行への需要が高まる
インドのフィンテック企業、ゼストマネー社は、インド人の今夏の旅行計画における顧客調査の結果を発表しました。
ゼストマネー社の調査によると、回答者の70%が夏に旅行する予定あると回答しており、過去2年間のパンデミックに旅行への需要が高まっていることが伺えます。そのうち6割が国内旅行と回答していますが、約4割は海外での受け入れが解除されつつあるため、今後3ヶ月の間に海外旅行に行く可能性が高いと回答しています。また、「予算を抑えた旅行」を最優先すると回答した人が大半を占める一方で、「最高の旅行体験のためなら、もっとお金をかけてもいい」と回答した人も多数います。
調査によると、「日常生活から逃れたい」「新しいことを学びたい」「過去2年間の単調な生活を打破したい」「新しい経験をしたい」などのニーズが、旅行計画の強い動機付けとして浮かび上がりました。

ビジネス渡航も増え、コロナ禍前に回復へ
インド国内では、インド西部の州に位置するゴア州(インド西海岸の州)が引き続き最も好まれる旅行先である一方、カシミール、ラダック、ケララがこの夏の他の人気旅行先として挙げられました。海外旅行先では、モルディブ、ドバイ、タイが上位3位を占めました。その他では、ヨーロッパ、アメリカ、スイス、イギリス、トルコ、インドネシア、ベトナム、モーリシャス、香港、シンガポールが人気です。
また、「出張は増えているか」という質問に対しては、60%の回答者が「増えている」と答え、コロナ禍前に戻りつつあることが伺えます。
インド人の訪日旅行(2014年〜2019年)
- 訪日外客数推移

訪日インド人観光客数は伸び続けており、2014年においては、87,967人だった訪日インド人観光客数は、2019年には約2倍となる175,896人を記録しています。
- 月別訪日外客数

訪日インド人が1年のうち最も増加するのは、4月と5月です。最も減少するのは2月で、9月と11月にかけてもある程度の上昇が見られるため、春季と秋季が人気であると分かります。
- 訪日インド人による年間のインバウンド消費額

訪日インド人のインバウンド消費額は伸び続けており、2014年においては147億円だった訪日インド人のインバウンド消費額は、2019年には約1.9倍となる277億円を記録しています。
今後は急速に進む円安から、インバウンド消費への追い風を生む可能性が見受けられます。
- 年齢・性別構成比

訪日インド人の82.3%が男性、17.7%が女性です。また、男性で最も多い年齢層は30〜39歳で、全体の31.3%占め、女性で最も多い年齢層は、20〜29歳で、全体の6.4%を占めました。
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