コロナの安全基準
アメリカの大手総合情報サービス会社ブルームバーグは、世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」を発表しました。
このランキングは、どの国・地域が社会・経済への打撃を最小限に抑えつつ最も効果的に対応できているかを示すもので、コロナ禍における感染抑制や医療の質、ワクチン接種率、死亡率、渡航再開・国境閉鎖緩和の進展具合など12のデータ指標に基づき世界の53の国・地域を比較しています。

国境開放度が一段と進む
各国地域でワクチン接種済みの人に対する入国緩和が一段と広がり、3月からランキングの指標の1つであるロックダウンも、ワクチン接種済みの人に対する制限と、未接種者に対する制限を分けて評価するようになりました。その結果、3月の1位はノルウェー、2位はアラブ首長国連邦(UAE)、3位アイルランド、4位デンマーク、5位フランスと欧州勢が続きました。
今回、3月のランキングでは、日本は前月からほぼ変わらず1ポイントダウンの34位で、ワクチン接種済みの渡航者に対して規制緩和をし始めたものの、国境開放度の評価はほぼ横ばいでした。オミクロン株の波に見舞われているイギリスも前月からほぼ横ばいの10位、アメリカは4ポイントダウンの24位でした。



ノルウェーの今:コロナの現況
現在のノルウェーでの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日1,142人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者1,415,928人、死亡者2,667人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の75.1%で、ブースター接種完了者は54.4%となっています。

最も急上昇したのはポーランド
今回最も急激なランクアップを記録したのがポーランドです。これまでワースト5の常連だったポーランドでしたが、人の移動率旅行ルートの自由度などの指標で高評価を得て、前月の49位から24ポイント上げ、25位になりました。同じく国境解放に転じているイタリアも20ポイント上昇し、20位と大幅にポイントアップしました。
感染拡大が止まらず、厳しいロックダウンが続く香港が最下位となりました。ワースト2はウクライナへの侵攻を続けるロシアでした。新型コロナウイルス感染症そのものより、侵攻による経済的ダメージは計り知れず、将来のGDP成長の見通しが調査対象53ヶ国中、最低評価となり、52位にランクダウンしました。
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