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任天堂の旧本社社屋ホテル「丸福樓」4月1日開業

任天堂の旧本社社屋ホテル「丸福樓」4月1日開業

プラン・ドゥ・シー(Plan・ Do・See、東京・千代田区)が運営する、任天堂の旧本社社屋を改修したホテル「丸福樓(まるふくろう)」が2022年4月1日に京都市下京区鍵屋町で開業しました。丸福樓は約90年前の昭和初期に建てられた旧本社社屋を活用しています。3つの建物で構成され、2棟は地上3階建ての「既存棟」、残りの1棟は地上4階建ての「新築棟」(既存棟の一部を解体・修復したうえで増築した建物)で、安藤忠雄氏が設計監修を手掛けました。任天堂の前身である山内任天堂は1947年、花札やかるた、トランプを製造・販売する丸福を設立。その社名をホテルの名称に含めました。18室ある客室の広さは、33㎡〜79㎡。宿泊料金は朝・夕食と飲み物、軽食を含む1室2人の利用で、1泊10万円(税込)からで、既に宿泊予約は始まっています。

90年前の建築様式や内装

既存棟は、外装のタイルや緑の瓦屋根が特徴の建物で、山内任天堂時代に花札などを製造・販売する場所だっただけでなく、創業家が暮らす邸宅だったところでもあります。丸福樓には、約90年前に完成した住居や倉庫の趣が随所に残っています。既存棟の床や階段、壁紙、ステンドグラス、暖炉、家具、照明、看板などからは、任天堂を創業した山内家の細部への強いこだわりが見て取れます。一方、新築棟は安藤建築の特徴であるコンクリートを使用した、シンプルで居住性が高い空間になっています。

新旧の融合

設計監修した安藤氏は、依頼を受けたとき、長年使われておらず老朽化していた建物を見て、「これは難しい」と思ったのですが、「任天堂の社名は世界中の人たちが知っている。任天堂が創業の地である京都から、過去から未来へ新しい挑戦を続けていくのは素晴らしいことだ。」と考え、引き受けたとの事です。安藤氏が提示したプランは、2つの既存棟と新築棟を並べてつなぎ、創業当時の記憶を色濃く残しながらも快適に過ごせる場を創出するもので、新旧の融合を掲げ、既存棟には手を付け加えすぎないように意識したとの事です。

泊まる度に新しい発見の客室

ルーフトップテラス併設の丸福樓スイート(既存&新築棟)、露天風呂と和室併設のジャパニーズスイート(既存棟)など、7つのスイートを含む全18室。既存棟は、当時の建築様式や内装を活かし、新築棟はシンプルでスタイリッシュな居住性の高い空間となっております。全室内装や調度品が異なっており、泊まる度に新しい発見をもたらします。

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