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「世界で最も安全な国ランキング」UAEが1位キープ、オーストラリアが47位から5位へ急浮上

コロナの安全基準

アメリカの大手総合情報サービス会社ブルームバーグは、世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」を発表しました。
このランキングは、どの国・地域が社会・経済への打撃を最小限に抑えつつ最も効果的に対応できているかを示すもので、コロナ禍における感染抑制や医療の質、ワクチン接種率、死亡率、渡航再開・国境閉鎖緩和の進展具合など12のデータ指標に基づき世界の53の国・地域を比較しています。
今回、2月のランキングでは、UAEが首位キープとなり、日本は16ポイント下げ、33位となりました。

ゼロコロナからウィズコロナへ転換傾向強まる

各国でオミクロン株の感染スピードが落ち着きつつあり、軽症で済むという特徴も判明した中、ゼロコロナからウィズコロナへ政策転換した国が今月のランキングでもランクアップしました。1位は1月と同じくアラブ首長国連邦(UAE)で、2位アイルランド、3位サウジアラビア、4位ノルウェー、5位オーストラリアと続きました。
2ヶ月連続1位となったUAEは、調査した53ヶ国中、最もワクチン接種回数が多く、国境の開放度も依然高いことが高評価につながったとのことです。
また、屋外でのマスクの着用義務を無くすなど、市民の行動制限が緩和された欧州各国も上位に上がっています。
日本は先月から16ポイント下げて、33位。各国がワクチン接種済みの渡航者に対して入国緩和に踏み切る中、未だ厳しい入国制限をしていることが低評価につながったとのことです。ただ、3月からは日本も段階的に入国制限を緩和し始めており、今後国境開放度がどれくらい進むかで3月のランキングに影響すると見られています。

mage by : Bloomberg

UAEの今:コロナの現況

現在のUAEでは、1日平均430人の新規感染者が報告され減少傾向にあります。1日あたりの新規感染者数の平均が3週間で820件減少しています。パンデミック開始以降、同国では感染者883,985人、死亡者2,302人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の96.4%で、ブースター接種完了者は48.8%となっています。

Image by : 『Googleニュース』

最も急上昇したのはオーストラリア

2月のランキングで最も急激なランクアップを記録したのがオーストラリアです。パンデミック発生直後から2年間続けてきた全面的な渡航禁止を解除し、2月21日からワクチンを接種していれば隔離なしで旅行できる国境開放策に転じたため、先月の47位から42ポイント上げ、5位になりました。

陽性率はもはや指標にはならない

ブルームバーグでは、これまでランク付けの基となる12の指標の1であった陽性率を今月から外しました。感染力は強いが比較的軽症で済むオミクロン株においては、陽性率が高いか低いかはそれほど大きな危険信号にはならないと判断したとのことです。各国でワクチン接種が普及し、重症化しないと言われているオミクロン株に置き換わった今、新型コロナウイルスをインフルエンザと同様のレベルで扱う国も増えています。ウィズコロナ時代に沿った施策や入国規制緩和がとれるかが、今後のランキングを左右するものと見られています。

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