「世界の消費トレンドTOP10」発表
イギリスに本社を置く国際的市場調査会社ユーロモニターインターナショナルは、その年の消費者の動向を予測し、主な10項目を分析•考察した「世界の消費者トレンドTOP10」の2022年版を発表しました。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生から約2年。ライフスタイルが世界中で大きく変化する中、2021年は自由を手放し曖昧さを許容せざるを得なかった分、2022年は、消費者が自ら舵をとり、情熱や価値観に基づき道を切り開いていく1年になるとのことです。

社会活動再開への温度差
人が抱く安心感のレベルは異なり、パンデミック前のような通常の生活に戻るペースも人それぞれです。コロナ禍において、企業はオンラインとオフラインのハイブリッドビジネスモデルを導入しています。今後もリモートワークやバーチャルイベントと、対面コミュニケーションのオフラインが共存していく中で、消費者は安心感によって参加するモードを自分で選択したいとし、企業は人々の異なる安心感を考慮して、様々なチャネルを跨いだシームレスな顧客体験を提供することが望まれます。
また、旅行業においては、国内観光需要は回復傾向にあり、レジャーやホスピタリティへのベントアップ需要が高まっています。消費者の旅行回数が増えれば、関連事業者の収益増に期待が持てます。
人生を大きく見直す
パンデミックは消費者が自己を分析し、価値観、ライフスタイル、人生の目標など、人生を総合的に見直す転機となりました。2015年には消費者のわずか12%が「自分のための時間を優先する」と回答しましたが、2021年には24%に倍増しました。
また、里親としてペットを家族の一員に迎える世帯が増え、世界のペットケア製品の売上は2019年から2021年で倍増しました。
2022年のライフスタイルのキーワードは、「変わること」と「変えること」です。企業は消費者の自己成長をサポートする理念とそれを叶える製品を提供することが必要になると言われています。

デジタルシニア
コロナ禍で高齢者にもネットショッピングやオンラインサービスが浸透し、テクノロジーに精通したシニア層が増えています。2021年にスマートフォンを所有している60歳以上の世界の消費者は82%にのぼり、45%が週1回以上モバイルバンキングサービスを利用しています。
高額所得者層の4分の1近くが60歳以上であり、かつ引き続き人的交流が重要視されると見込み、シームレスなソリューションと対面コミュニケーションを組み合わせたシニア世代対応型のサービス提供が重要となると見られています。
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