ビジネス・留学生から段階的に
日本政府は、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株「オミクロン株」の流入抑制のために行なっている、外国人の新規入国原則停止の措置について、3月から緩和する方向で調整に入りました。ビジネス関係者や留学生などから段階的に入国者数を拡大することを検討しています。
また、現在、帰国・入国者に求めている7日間の待機も、新型コロナワクチンの3回目の接種などを条件に3日間や5日間に短縮する方針とのことです。

現行の水際対策は2月末まで
政府は、現行の水際対策の期限を2月末までとし、延長の是非を検討してきました。日本国内でも従来株からオミクロン株へ置き代わりが進んだこともあり、入国制限の必要性は薄れたとみて、新規感染者数などを見極めて週内にも方向性を示す考えとのことです。
岸田首相は2月12日、羽田空港で水際対策の現場を視察し、記者団に「水際対策の骨格について見直し、緩和の方向で検討していきたい。」と述べています。
日本の今:コロナの現況
現在日本では、平均で1日86,139人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者3,979,984人、死亡者20,520人が報告されています。
ワクチンに関しては、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の79.4%で、ブースター接種完了者は10.3%に留まっています。

段階的緩和
- 現行の水際対策
・外国人の新規入国を原則停止
・ビジネス目的、留学生や技能研修生の新規入国も認めない
・1日の入国者総数は3,500人まで
・ワクチン接種者も含め一律で7日間待機(当初は14日間)
- 2月中の段階的緩和
・ビジネスで短期出張や赴任を容認
・卒業が危ぶまれる私費留学生からの入国が可能
- 3月以降に検討する緩和策
・外国人の新規入国の原則停止を解除
・学校や企業に求める書類の提出、審査は手続きを簡素に
・1日の入国者総数の引き上げ ※現在の3,500人から5,000人へ
・新型コロナワクチンの3回接種で待機期間を短縮や撤廃へ
進む3回目の接種
ANAホールディングスと日本航空は12日、大手企業の先人を切って、新型コロナワクチンの3回目の職域接種を始めました。岸田首相は記者団に「今後、各企業などでBCP(事業継続計画)の観点からも職域接種が本格的に稼働していくことを期待する。」と述べました。
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