オープンな旅行業界へ
イギリスは、2月11日からワクチン接種完了者に対して一切の制限を適用しないことを明らかにしています。これまで求められていた、イギリス到着時のPCR検査の陰性証明、到着後のPCR検査受験、自己隔離などを全て不要とするということです。
同国のグラント・シャップス運輸省は、制限緩和の発表時に「この変更によってイギリスは世界でも最もオープンな旅行業界のひとつになる」と述べています。

マスク着用義務解除
イギリスでは、マスクの着用義務など規制がほぼ撤廃されました。一方で、マスク着用を自主的に求める施設もあるなど、市民それぞれの判断で「コロナとの共生路線」を歩み始めています。
ロンドンを含むイングランド地方では、1月27日から新型コロナウイルス感染症の感染対策がほぼ撤廃されています。公共交通機関や室内でのマスク着用が義務でなくなるほか、大規模イベントなどでのワクチン接種証明の提示も不要となります。
一方で、自らの判断でマスク着用を求める施設もあります。「クリスマス・キャロル」などの作品が有名なイギリスの作家、チャールズ・ディケンズの博物館では、マスクの着用義務が撤廃された1月27日以降も来場者にマスク着用を「強く推奨」するとのことです。チャールズ・ディケンズ博物館のシンディー・スグルー館長は「法的な義務でなくなった以上、強制はしません。ただ、周りの来館者への配慮として、混雑時はマスク着用を考えていただきたいです。」と述べています。
イギリスの今:コロナの現況
現在、イギリスの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日80,958人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者17,749,999人、死亡者158,243人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の78.9%で、必要回数のワクチン接種完了者は73.1%となっています。

背景にはブースター接種
1月27日からマスク着用義務が撤廃されたイギリスですが、ピーク時には、新規感染者数が20万人を超えていました。現在ではピーク時の半分以下ですが、1日8万人以上の新規感染者数が報告されています。それでも規制撤廃に踏み切った背景にあるのは、65.1%と高い3回目のワクチン接種率です。
2月11日からは、入国時の検査が不要になるほか、感染者の自宅隔離の廃止も検討されています。ウイズコロナの再び舵を切った政府、国民の意識も変わってきていると言われています。
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