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厳戒態勢で迎える北京冬季五輪:ゼロコロナ戦略を続けてきた中国

五輪を目前に控えた北京市

中国の北京市では、2022年2月4日から2月20日までの17日間にかけて冬季オリンピック、3月4日から13日までの10日間の日程で、冬季パラリンピックが開催されます。
現在、北京市では、市中感染が散発的に広がっており、1月23日には、解熱剤や咳止めなどの薬を購入した市民に対して、PCR検査を義務付けることが発表されました。また、北京市南部にある豊台区は、1月26日から不要不急の外出を制限し、日々のコロナ検査を義務付ける地域を拡大すると発表しています。豊台区では、他の区よりも多くの感染者が報告されており、すでに居住施設の一部が封鎖されています。

中国の今:コロナの現況

現在中国では、1日平均61人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者106,340人、死亡者4,636人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の90.3%で、必要回数のワクチン接種完了者は87.5%となっています。

Image by : 『Googleニュース』

選手や関係者はバブル方式で入国

北京冬季オリンピックの大会組織委員会は、1月17日、新型コロナウイルス感染症の厳格な対策の一環として、一般向けのチケット販売を中止すると発表しました。観戦できるのは招待客のみとなります。外国からの観客は受け入れないという方針はすでに示していましたが、以前は、中国在住者へのチケット一般販売は行うとしていた中での発表でした。
また、海外から入国する五輪選手団や関係者に対しては、一般市民との接触を防ぐ「クローズド・ループ」と呼ばれるバブル方式を採用し、選手や大会関係者、報道関係者らには、1日1回のPCR検査が義務付けられています。こうした中、北京冬季五輪の大会組織委員会は1月30日、バブル内で管理される選手や大会関係者から34人の新型コロナウイルス感染症の要請が確認されたと発表しました。

「グリーン五輪」

北京冬季五輪は、「グリーン、インクルーシブ、オープン、クリーン」という4つの理念の下に行われます。同大会では、風力や太陽光発電による電力を活用し、CO2の排出量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を目標に掲げています。
また、車両の85%には、水素燃料電池車や電気自動車などの省エネ車を使う計画となっています。2008年の北京五輪で使われたレガシー施設を今回の会場として再利用し、球技会場の建設においても生態系を優先し、自然環境との調和を重視したとのことです。

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