警戒レベル「第2級」を維持
台湾の中央感染症式センターは12月20日、域内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者と死亡者がゼロだったと発表しました。また、海外からの輸入症例は11人でした。
12月16日には、入境者を一時待機させる桃園市の検疫用宿泊施設でクラスターが発生し、宿泊者の8人の感染が確認されました。指揮センターは同日、クラスターの発生を受け、検疫期間中に実施する検査の回数を増やし、検疫用宿泊施設の防疫管理措置の徹底や在宅検疫時の取り締まりを行うなど、感染拡大防止策を強化すると発表しました。
12月11日に初めてオミクロン株への感染者が3人、台湾で確認されて以来、16日に4例目となる感染者が確認され、いずれも海外からの輸入症例でした。台湾では新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着いており、日々数人確認されている感染者は、ほぼ輸入症例となっています。

春節連休に向け、3種の検疫プランを適用
台湾では、2022年1月29日から2月6日まで、9連休の春節休暇を迎えますが、春節前の入境者増に対応するため、2021年12月14日から2022年2月14日までの期間で3つの検疫プランを適用しています。
いずれも入境日+14日間を原則とし、入境時と検疫期間満了の前日にそれぞれPCR検査を受ける必要があります。また、上記に書いたように、クラスター発生を受け、検疫期間中に簡易検査を行う措置を追加しました。さらに、台湾へ入境する際は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種完了後、14日が経過していることが義務付けられています。
- 「Aプラン」:防疫ホテルで14日間
- 「Bプラン」:防疫ホテルで10日間+自宅で4日間
- 「Cプラン」:防疫ホテルで7日間+自宅で7日間
の3種類から選ぶことが出来ます。さらに、検疫期間満了後には、いずれも7日間の自主健康管理が義務付けられています。
防疫ホテルの滞在費や簡易キットは自己負担で、在宅検疫を選ぶ際は、1戸につき1人に限定されます。
台湾の今:コロナの現況
台湾での新型コロナウイルス感染症の感染者数は、増加傾向にあり、平均で1日59人の新規感染者数が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者18,005人、死亡者851人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の80.1%で、必要回数のワクチン接種完了者は72.2%となっています。

台湾人の75%以上が海外旅行を希望
指揮センターの指揮官は、現行の能易措置について、2022年の春節期間終了以降に緩和する方向で検討しているとの考えを示しています。そのため、春節期間終了後には、台湾が海外からの旅行者に国境を解放する可能性も浮上してきました。
台湾の大手旅行会社、ライオントラベルが12月16日に発表した世論調査によると、台湾人の最大78%が少なくとも2022年に1回は海外旅行を望んでいると回答しました。
2021年は海外旅行が出来なかったため、回答者の85%が台湾域内を旅行し、71%が5回、もしくはそれ以下の域内旅行を実行しました。域内旅行の滞在日数については、75%が10日以内、12%が20日間でした。また、45%の旅行者が1回の旅行で5000台湾ドル(約2万円)以上費やしていることも明らかになりました。
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