新しいルールを発表
イギリス政府は5日、イングランドへの渡航者に対する新型コロナウイルス感染症の検査体制を緩和すると発表しました。
新型コロナウイルス感染症の新たな変異株「オミクロン株」が広く流行してしまった今、旅行業者からは、現在の対策は効果がないとの声が高まっていました。
これまでイングランドへの渡航では、12歳以上のワクチン接種完了者に対し、入国48時間以内に受けたPCR検査かラテラルフロー(簡易)検査の陰性証明の提出を義務付けていました。その上で、入国後も自費で2日間の自主隔離を行い、PCR検査を受ける必要があるとしていました。しかし1月5日にボリス・ジョンソン英首相は、新しいルールを7日以降に実施すると発表しました。

検査ルール緩和
- 1月7日午前4時以降、イギリス国外および共通旅行区域(アイルランド、マン島、チャンネル諸島)から入国する、ワクチン接種を完了した人と18歳未満の人は、入国2日前の検査を必要としない。入国後はPCR検査が必要となるが、結果を待つ間に自主隔離する必要はない
- 1月9日午前4時以降、入国2日目のPCR検査をラテラルフロー検査に変更する。ただし、民間企業による有償のものに限り、国民保健サービス(NHS)の無料検査は対象としない
- ワクチンを接種していない人は引き続き、入国前の検査と、入国後2日目及び、8日目のPCR検査、10日間の自主隔離が必要となる
イングランドでは、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株「オミクロン株」に年末年始の時点で25人に1人が感染している状況でした。航空業界からは、渡航者を検査しても現実的な効果はないという声が上がっていました。
イギリスの今:コロナの現況
現在、イギリスの感染者数は増加傾向にあり、パンデミック開始以降、同国では感染者14,732,594人、死亡者150,609人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の78.3%で、必要回数のワクチン接種完了者は71.9%となっています。

首相、「現在の対策は効果がないと判断」
この変更を発表したボリス・ジョンソン首相は、「変異株オミクロンが最初に確認された時、私たちは当然のように渡航制限を導入し、我が国への流入を遅らせました。しかし現在、オミクロン株は非常に普及しており、これらの措置は、我々の旅行業界に多大なコストをもたらし続ける一方で、感染者の増加には限られた影響した与えていません。」と述べました。
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