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経済回復に舵を切った、タイの今

世界各国が警戒感を強める

新型コロナウイルス感染症の新たな変異株「オミクロン株」が確認され、世界中で急速に広がっています。欧州疾病予防管理センターによると、これまでオミクロン株による死亡者は出ておらず、感染者のほとんどが無症状か軽症だといいます。しかし一方で、ワクチンの接種が完了した後に感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」が報告されるなど、いまだ不透明な部分が多く、世界各国が警戒感を強めています。
タイでは、11月1日以降、63カ国からワクチン接種済みの外国人観光客を隔離なしで受け入れています。開国から1ヶ月が経った今、タイ国内の状況はどのように変化したのでしょうか。

タイの今:コロナの現況

現在、タイでの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日4,305人の新規感染者が報告されています。パンデミック開始以降、同国では感染者2,164,859人、死亡者21,151人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の74%で、必要回数のワクチン接種完了者は63.9%になります。
タイ国内でも12月6日、新型コロナウイルス感染症の変異株「オミクロン株」が初確認されています。タイ首相はこれまで通りの感染対策を継続しつつ、国民に冷静な行動をするよう呼びかけました。また、ワクチンを2回接種した人に、追加接種を受けるよう促しています。

Image by : 『Googleニュース』

11月1日よりTEST&GOを開始

タイでは11月1日より、ワクチン接種済みの外国人観光客を隔離なしで受け入れる「TEST&GO」制度を導入しており、現在は日本を含む63カ国の国・地域からの渡航者がその対象となっています。この制度で入国する場合は

  • ワクチン接種証明書
  • 渡航前72時間以内に行ったPCR検査の陰性証明書
  • タイ到着時、PCR検査での陰性の証明

上記条件のクリアが必要になります。
「TEST&GO」の対象国・地域以外からワクチン接種済みの外国人観光客が入国する場合は、これまで実施してきた「サンドボックス」制度が適用されます。サンドボックスで入国する際は、入国後サンドボックスの対象エリア内に7日間滞在する必要があります。サンドボックスの対象エリアには、バンコク、チェンマイ、プーケットなどの観光都市を含む全17地域が指定されています。(12月1日現在)
※過去記事『タイ、5都市で外国人観光客受け入れ再開』
※過去記事『10月からタイ旅行可能!?』

開国から1ヶ月が経過

11月1日から30日までの1ヶ月間に、空路でタイへ入国した渡航者(タイ人含む)は13万3061人となりました。このうち「TEST&GO」での入国者は10万6211人で、「サンドボックス」での入国者は2万1438人でした。全体の8割が「TEST&GO」での入国となっています。出発地別トップ10は

  1. アメリカ
  2. ドイツ
  3. オランダ
  4. イギリス
  5. ロシア
  6. 日本
  7. 韓国
  8. フランス
  9. UAE
  10. イスラエル

の順でした。
入国規制の緩和により、11月の1ヶ月だけで、今年の10月までの人数を上回る渡航者が入国しましたが、2019年の訪タイ外国人観光客が3990万人(単純計算で月に約332万人)だったことと比較すると、コロナ前の水準にはまだ程遠いことが分かります。
タイ国政府観光庁総裁は、オミクロン株の出現によりヨーロッパ諸国からの旅行の伸びが鈍化する兆候が見られるものの、2021年末までに外国人観光客が目標の50万人に達するだろうとの予測を発表しています。

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