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国家ブランド指数ランキング、世界第3位の日本の強みとは?

「国家ブランド指数」とは?

世界で最もブランド力のある国はどこか?パリに本社を置く大手調査会社「イプソス」が今年10月に「国家ブランド指数」ランキングの2021年度版を発表しました。結果はドイツが5年連続で首位をキープし、2位にカナダ、3位に日本が続きました。昨年2位だったイギリスが4位に順位を下げ、日本は昨年から1ランクアップでのトップ3入りという結果になりました。

「国家ブランド指数」とは?

アンホルト-イプソス国家ブランド指数(Anholt-Ipsos Nation Brands IndexSM (NBI))はイギリスのサイモン・アンホルトが考慮し、2005年にスタートし、2018年以降は買収元のイプソスにより実施されている、国家のブランド力を評価する世界的調査です。この調査では「国民性」、「観光」、「文化」、「輸出」、「ガバナンス」、「移民と投資」という6つの分野における魅力度を評価しランク付けしていて、調査対象国は60カ国になります。パネル国20カ国から18歳以上を対象者としてインターネット上で調査を行いますが、アンケート実施数は昨年の2万件から6万件に拡大し、過去最大の規模となりました。このような世界的調査における国家イメージの指標は、各国のブランド力強化に向けた的確な戦略策定に役立てることができ、年々関心の高まりを見せています。

ドイツは5年連続、7回目の首位

第1位に輝いたドイツは、5年連続、全体で7回目の1位となりました。「輸出」「移民と投資」「ガバナンス」「文化」の分野が特に高く評価されています。
2位はカナダで、「ガバナンス」「国民性」「移民と投資」の各分野で1位に輝き、「輸出」「観光」「文化」においても安定的な評価を獲得しました。カナダ政府は昨年、2021年から2023年の3年間で合計120万人以上の移民を受け入れる計画を発表しており、経済低迷と人手不足を移民や海外労働者の積極的な受け入れで補う方針を強めていることも高評価に繋がったとみられます。

Image by : 「やまとごころ.jp」

日本とイタリアが躍進

日本は総合3位となり、2018年に総合2位にランクインした時以来のトップ3入りとなりました。今年の評価では、「輸出」「観光」「文化」「国民性」の4分野が高評価となり、得票数は昨年の67.81ポイントから70.52ポイントに上昇し、2位のカナダとは0.12ポイント差と僅差でした。
アジア屈指の観光立国を目指す日本ですが、旅行先としての世界評価は全体的に高く評価されています。
また、大規模スポーツイベントの開催は国のイメージアップに繋がり、国を一つのブランドとして確立する絶好の機会となります。無観客開催ではありましたが、東京五輪開催地であることが好印象となり、ランクアップに寄与したと言えるでしょう。さらには、「無くした財布がそのまま戻ってくる」と驚かれる日本人の誠実さ、いまだに根強い Made in Japan の商品に対する信頼性なども高評価に繋がりました。
イタリアは日本同様「観光」「文化」「国民性」への評価が高く、6位から4位に順位を上げました。

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