11月15日から開始
韓国の中央防疫対策本部は、11月15日開始の韓国とシンガポール間のトラベルバブルについて、シンガポールから韓国に入国に対する防疫対策を構築したと発表しました。これは10月8日に韓国とシンガポール政府が合意した「トラベルバブル(旅行安全圏域)」に基づくものです。
韓国とシンガポールとのトラベルバブルは、隔離免除書を持っていない外国人を対象に、海外でのワクチン接種を韓国国内でのワクチン接種とみなす初の措置となります。
トラベルバブルとは
経済的・社会的に結びの強い国・地域同士が一つのバブル(泡)も中に入り、その枠組みの中で新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しつつ、旅行の選択肢の幅を広げる取り組みのことをいいます。

シンガポール→韓国入国
トラベルバブルを利用するシンガポールからの入国者は、シンガポールでのワクチン接種後、渡航日まで最低14日間、同国内に滞在し、出国前に航空会社による韓国入国に必要な書類
- PCR検査陰性証明書
- ワクチン接種証明書(紙媒体または、電子証明書)
- 仁川空港コロナ19検査センターの事前予約確認証
- 旅行保険証(3000万ウォン:約291万円)以上の保障、韓国人または長期滞在者は不要
※ワクチン未接種の乳幼児は、1および2は不要だが、3は必ず必要になります。
の確認を受けなければなりません。また、韓国での滞在期間が8日以上の旅行客は、入国から6〜7日目に医療機関において滞在者本人の負担でPCR検査を受診しなければなりません。
韓国→シンガポール入国
韓国からシンガポールに入国する際、韓国でのワクチン接種証明は「電子ワクチン接種証明書(COOV)」がワクチン接種の国際証明書として利用可能となります。
シンガポール入国の7〜30日前に、シンガポール入国管理局(ICA)にホームページからワクチン・トラベルパス(VTP)の事前申請をした後、COOVのQRコードをアップロードすることが可能です。
韓国の今:コロナの現況
韓国では11月に入り、「ウィズコロナ」政策が始まり、国内の規制が緩んだせいか、新型コロナウイルス感染症の感染者数は増加傾向にあり、平均で1日3,100人の新規感染者が発表され、パンデミック開始以降、同国では感染者425,065人、死亡者3,363人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の81.7%で、必要回数のワクチン接種完了者は78.5%になります。

シンガポールの今:コロナの現況
現在のシンガポールでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は減少傾向にあり、平均で1日1,813人の新規感染者が発表され、パンデミック開始以降、同国では感染者255,431人、死亡者672人が報告されています。
ワクチンに関しては高い接種率で、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の88.9%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の87.9%に達しています。

一定の条件で比較的自由な旅行が可能に
一定の条件とは主に、ワクチン接種証明書と航空機搭乗前の48時間以内のPCR検査陰性確認書で陰性証明が必要になります。
また、入国後に陽性判定を受けた場合、治療費を補償する旅行保険証やビザなどが該当します。
さらに指定された直行便を利用して入国し、現地到着直後にPCR検査を受け、陰性と確認されれば比較的自由に旅行をすることができます。
両国でビザ免除再開も検討
韓国政府は10月29日に飲食店の営業規制を解除し、11月から「ウィズコロナ」措置を実行しています。シンガポールも「ワクチン接種完了トラベルレーン」の名称で韓国だけでなく欧米各国とのワクチン接種済みの旅行者が隔離なく行き来できる仕組みを確立しています。
今後、両国は現在中断している韓国-シンガポールのビザ免除協定も再開する方針であり、両国間の観光復興に期待が高まります。
■グローバル・タックスフリー株式会社
担当部門:広報部
所在地 :東京都港区六本木7-8-6 7階
電話番号:03-5544-8371
公式ホームページ: https://global-taxfree.jp/
公式ブログ : https://globaltaxfree.jp/