ワクチン接種完了が条件
タイ政府は2021年10月1日よりバンコク、チェンマイ、チョンブリー、ペッチャブリー、プラチュップキーリーカンの各県で外国人観光客の受け入れを再開することを発表しました。これはタイのプラユット首相が第一段階として7月に示した、プーケット、スラートターニー、クラビ、パンガーでの受け入れでの受け入れ再開に続き、第2段階目の政策とみられます。
この度の受け入れ再開では、該当県への訪問者のワクチン接種済みを条件としています。

11月1日からのインバウンド再開国
タイのプラユット首相は、10月11日の会見で、11月1日からのインバウンド再開に向けた会見で再開国や制限緩和要項を発表しました。
- 11月1日から低リスク国からの入国は隔離免除を保健省など関連機関に指示
低リスク国として、
イギリス、シンガポール、ドイツ、中国、アメリカが候補
(現時点で日本については言及はないが、アジア内で重要な貿易相手国であるため、リストに乗る可能性が高いと示唆) - 12月1日と1月1日に対象国拡大予定
- 隔離免除対象者は、空路でタイに入国するワクチン接種完了の旅行者
:自国を出発前に行ったPCR検査で陰性証明の提示、タイ到着後もPCR検査で陰性証明がされれば隔離なしでタイ国内を自由に移動可能 - 12月1日までにレストランでのアルコール飲料提供や娯楽施設の再開に向けて検討
タイの今:コロナの現況
タイでの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日10,402人の新規感染者数が報告されています。1日平均人数のピークだった8月17日の48%になります。パンデミック開始以降、同国では、感染者1,772,838人で、死亡者数18,205人が報告されています。
また、ワクチンについては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の55.2%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の37.6%になります。タイでのワクチン接種率は着実に上昇していますが、11月の再開前に国民が新型コロナウイルス感染症に対して十分な予防策を講じられるかどうかは不明な状態です。

タイ版 GoTo トラベル「We Travel Together」再開
タイ政府は2021年10月8日、タイ国民を対象にタイ政府が国内旅行費用の一部を負担する「ラオティアオドゥアイカン(เราเที่ยวด้วยกัน:We Travel Together)」キャンペーンを正式に再開しました。
「ラオティアオドゥアイカン」は、2020年の新型コロナウイルス感染症第1波後に、落ち込んだ観光業界を救うためにスタートしました。しかし、2021年4月からの第3波により継続が困難になっていましたが、この度、陽性者数が減少傾向になったことで再開となりました。
「ラオティアオドゥアイカン」キャンペーン内容
- 宿泊期間:2021年10月15日〜2022年1月31日
- 補助内容:宿泊料金の40%を政府が補助
- 補助上限:1泊1室あたり3,000バーツ(日本円で約10,000円)
- 利用限度:1人あたり15室、15泊までが利用可能
- 予約期限:2021年10月23日までの予約が対象
などのサービスが受けられます。
タイの国内総生産の20%は観光業と関連事業でした。国の復興のためにも観光の復活は極めて重要事項です。
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