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イスラエル、接種証明に「有効期限」:失効の可能性も

「グリーンパス」の条件変更

イスラエルは、レストランや映画館イベントの会場の利用を可能にするワクチンパスポート「グリーンパス」の条件変更を発表しました。
イスラエル保健省によると、2021年10月3日より新たな条件が適用されるということです。

「グリーンパス」の仕組み

「グリーンパス」は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けたことを示すイスラエルが発行する証明書で、今年2月21日からワクチン接種を2回受けた人なら誰でも証明書を受け取ることができます。
イスラエルでは、政府の公式ウェブサイトで自身のIDカードの番号や電話番号を入力することで発行されるほか、政府が開発したスマートフォンの専用アプリでも表示されます。
「グリーンパス」はスポーツジムやプール、イベント会場などで提示が義務づけられていて、利用にあたっては施設側が専用のアプリで利用者の「グリーンパス」に掲載されているQRコードを読み込むと、ワクチンの接種時期などについて確認できるようになっています。
イスラエルでは医療サービスのデジタル化やデータベース化が進んでいて、政府と公的な保健機関の間でワクチン接種などの医療情報が共有されていることから、簡単な手続きで「グリーンパス」を発行できます。
さらに、新型コロナウイルス感染症にすでに感染した人には「回復証明書」が発行され、「グリーンパス」と同様に提示することで施設などを利用することができるということです。

イスラエルの今:コロナの現況

イスラエルでの新型コロナウイルス感染症の感染者数は減少傾向にあり、平均で1日3,715人の新規感染者数が報告されています。1日平均のピークだった9月14日の34%になります。パンデミック開始以降、同国では感染者1,293,498人、死亡者7,836人が報告されています。
また、ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種が完了している人は全人口の67%で、必要回数のワクチン接種が完了している人は全人口の61.7%になります。

Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/3Dd0LwO

「グリーンパス」に有効期限

「グリーンパス」は現在各国で導入されており、レストランやジム、映画館をはじめとした屋内施設などで提示が求められるもので、イスラエルがいち早く導入していました。
イスラエルは同パスに最大6ヶ月間の有効期限を設け、接種完了から半年以内に3回目のワクチン接種(ブースター接種)を受けない場合、「グリーンパス」が失効する新ルールを導入しました。
以下を人を新たな「グリーンパス」の対象者としています。

  • ワクチンを3回接種し、3回目の接種から1週間以上経過した人
  • 2回目のワクチン接種から6ヶ月が経過していない人

上記の変更によって「グリーンパス」の失効を防ぐためには、2回目の接種後、半年以内に3回目のワクチン接種をする必要があります。
イスラエル保健省は、3回目の接種(ブースター接種)は2回目の摂取から5ヶ月後を推奨しており、今回の新ルールの導入で、ブースター接種率を向上させる狙いがうかがえます。
ロイター通信によると、同国では人口の約37%がブースター接種を完了しているほか、ここ数日は重症者の入院患者の減少に加え、1日あたりの新規感染者数は先月の1万人超えから、4,000人以下に減少しているとのことです。

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