水際対策を大幅緩和
イギリス政府は9月17日、新型コロナウイルス感染症の水際対策について、大幅に緩和する方針を発表しました。
10月4日から適用され、新型コロナウイルス感染症のワクチンの2回接種が完了していれば、日本からイギリスに入国する際の隔離が不要となります。

イギリスの今:コロナの現況
イギリスでは、1日平均33,497人の新規感染者が報告されています。ピークだった1月5日の55%になります。パンデミック開始以降、同国では感染者7,664,230人で、死亡者は136,168人が報告されています。
また、ワクチンに関しては1回以上のワクチン接種完了者は全人口の73.3%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の67.3%になります。

日本も適用対象に
これまで新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種証明の適用は、EU(ヨーロッパ連合)加盟国や、アメリカなどの一部の国に限られていました。
今回の緩和により、日本も適用対象に含まれることとなります。
ブラジルなどのレッドリストに分類されている国を除いて、新型コロナウイルス感染症のワクチンの必要回数が完了していれば、渡航前のPCR検査と10日間の自主隔離は不要となります。
新たな水際対策は、10月4日から適用される予定です。
イギリスのシャップス運輸相は、今回の規制緩和の狙いについて「世界中を旅行したりビジネスの出張ができるようになり、旅行業界も活性化する」と強調しました。
ワクチン開発者が新たな見解
イギリスで新型コロナワクチンを開発した研究者が「新型コロナウイルス感染症の毒性は弱くなり、最終的には風邪の原因の一つになるだろう」と予測を明らかにしました。
オックスフォード大学でワクチン開発を研究するサラ・ギルバート教授は22日に行われたセミナーで、新型コロナウイルスがワクチンの効果がなくなるほどの強力な変異を起こす可能性は低下していくとの見解を示しました。
ウイルスは一般的に循環を繰り返すうちに毒性が弱まる傾向にあり、新型コロナウイルス感染症に関しても毒性が強まる理由は考えにくいとしています。そのうえで、新型コロナウイルス感染症に感染した際の症状は今後、軽くなると予想されるということです。
さらに、新型コロナウイルス感染症は「最終的には風邪を引き起こす季節性ウイルスの一つになる可能性が高いだろう」と分析しています。
■グローバル・タックスフリー株式会社
担当部門:広報部
所在地 :東京都港区六本木7-8-6 7階
電話番号:03-5544-8371
公式ホームページ: https://global-taxfree.jp/
公式ブログ : https://globaltaxfree.jp/