重傷者の多くがワクチン未接種者
日々変わる新型コロナウイルス感染症の現況の中、ワクチン接種が進むアメリカでは、総人口の53.6%が必要回数のワクチン接種を完了しています。しかし、感染力の強いデルタ株の蔓延により、一時期は1万人前半で推移していた1日の新規感染者数が再び増加傾向に転じています。
8月30日の付の『ニューヨークタイムズ』紙によると、全米で新型コロナウイルスに感染した入院患者数は、約2ヶ月前から500%増加、29日時点の7日間平均は、1日あたり、10万人を上回り、今年2月の水準に逆戻りしていると報じました。また、2割の病院でICUの95%が埋まり、ICUに入る重症患者の多くがワクチン未接種だったことも明らかになりました。
アメリカの今:コロナの現況
アメリカでは、1日平均、155,395人の新規感染者が報告されています。ピークだった今年1月8日の62%になります。
パンデミック開始以降、同国では感染者40,567,387人、死者653,216人が報告されています。
ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の63%で必要回数のワクチン接種完了者は53.6%になります。

義務化の動きが活発に
アメリカ、疾病対策センター(CDC)は5月中旬に、ワクチン接種完了者は『マスク不要』との指針を打ち出し、この発表を受けたバイデン大統領も「アメリカにとって素晴らしい」と、たたえたが、デルタ株の蔓延に伴う感染者の急増を受け、アメリカでは再びマスク着用を推奨する動きなどが活発化しています。
カルフォニア州の小学校では5月下旬、デルタ株に感染した1人の教師から、児童やその家族の計26人に感染が広まりました。校内ではマスク着用がこの教師はワクチン未接種で、症状が出てからも2日間勤務し、本の読み聞かせの際にマスクを外すことがあったそうです。CDCは、ワクチンを接種できる年齢に達していない子供たちへの感染を防ぐために、周囲の大人がワクチン接種やマスク、換気などの感染対策を徹底することが重要だと発表しています。
カルフォニア州は8月20日、一時緩和していた大規模イベントでのマスク着用を再び義務化し、9月下旬からは屋内イベントでワクチン接種証明書の提示を求めるそうです。
西部のオレゴン州も8月27日、屋外のイベント会場などでのマスク着用を義務付けました。
ニューヨーク市は、8月17日から屋内飲食や、屋内ジム、屋内の娯楽施設(劇場、美術館等)におけるワクチン接種証明の提示を義務化しました。9月13日から本格的に開始し、従わない事業者には罰金が科せられるとのことです。

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