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デンマーク、コロナ制限撤廃へ

9月10日から事実上全て解除へ

デンマークが8月27日、「新型コロナウイルス感染症は、自国でこれ以上社会に重大な脅威ではない」と発表し、制限措置を9月10日に事実上すべて解除すると海外メディア各社が報じました。
デンマーク保健省は、制限の解除について新型コロナが統制されており、ワクチン接種率が高いため、新型コロナの特別規定も解除できるようになったと説明しました。
また、入国制限は維持されるものの、ワクチン接種の有無や陰性証明記録などを含めた「コロナパス」については提示が必要だったナイトクラブや大型イベントについても規制が解除される見通しです。

「コロナパス」とは?

デンマーク政府は比較的早い段階から、ロックダウンによって感染者数を抑えた後は、大規模な検査体制を整えることで「コロナ検査で陰性の人」と「ワクチン接種済みの人」とで、社会の通常化を早期に目指す、という構想を掲げていた。
そのツールとして導入したのが、「コロナパス(パスポート)」と呼ばれるデジタル証明で、デンマーク欧州の中で早く社会再開にこぎつけたのは、コロナパスを早期に整備できたことが大きい。
コロナパスは、

  • ワクチン接種済み
  • 72時間以内に受けたコロナ検査で陰性
  • 陽性判定から14日〜180日以内

のいずれかであることを、医療ポータルのアプリで示すものです。この「コロナパス」がないとカフェやレストラン、美容室、図書館などにも行けないので、社会の再開はコロナパスとセットということになります。
デンマークは国連の世界電子政府ランキングでもたびたび1位に選ばれるデジタル先進国で、日本のマイナンバーにあたる「CPR(社会保障)番号」は、1968年に導入済みで、出生届や引っ越しの手続きなど、あらゆる行政手続きがオンライン化され、国民もデジタルライフにすっかり慣れています。国民の医療データもオンラインで一括管理されていて、これが「コロナパス」の土台となりました。

デンマークの今:コロナの現況

デンマークでは1日平均555人の新規感染者が報告されています。ピークだった12月18日の16%になります。パンデミック開始以降、同国では感染者350,405人、死者2,599人が報告されています。
また、ワクチン接種に関しては、1回以上のワクチン接種完了者は全人口の76%で、必要回数のワクチン接種完了者は全人口の73.2%です。

Image by : 『Googleニュース』https://bit.ly/3nddRW0

行動制限解除へ

デンマークでは高いワクチン接種率を受け、行動制限が解除される予定です。
また同国保健省の発表によると、「コロナパス」について、全ての場所で提示する必要がなくなるほか、集会への制限ももたれない方針です。
入国制限については、現在のところ解除される予定はありませんが、ワクチン接種者については隔離期間が完全に免除となり、PCR検査等も必要もありません。接種を受けていない人についても、入国後陰性が証明できれば隔離期間が免除となります。
また、日本の海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)も使用可能となっています。
変異株が世界的に流行する中、どこまで感染拡大を抑えつつ、各国で行動制限が解除されるのかが注目です。

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