ワクチン接種完了率で規制緩和
シンガポール政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種済みの旅行者を隔離なしで受け入れる制度を始めると発表しました。
8月20日深夜から香港・マカオからの隔離なしの入国を認め、9月8日からはドイツとブルネイからの旅行者を受け入れます。ただし、出発前と到着時、旅行中の3日目と7日目のPCR検査を求める方針です。
シンガポールのワクチン接種完了率が8月17日時点で75%に達しているため、規制を緩和するということです。

対象国・地域を4つのカテゴリーに分類
- カテゴリー1:到着時にPCR検査を受け陰性なら隔離免除。
▶︎中国本土(江蘇省を除く)、マカオ、ニュージーランド、台湾、香港 - カテゴリー2:自身が予約したホテルで7日間の隔離。シンガポール市民、永住権及び長期滞在パスの保持者は自宅で隔離可能。
▶︎中国本土(江蘇省除く)、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、ドイツ - カテゴリー3:ワクチン未接種者は政府指定の施設で14日間の隔離。ワクチン接種者については、条件を満たせば自宅隔離が認められます。
▶︎オーストリア、イタリア、ノルウェー、韓国、スイス、ベルギー、デンマーク、日本、ルクセンブルク - カテゴリー4:政府指定施設で14日間の隔離義務
▶︎上記以外の国
※ただし、バングラディシュ、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカからの入国は認めていません。
シンガポールの今:コロナの現況
シンガポールの新型コロナウイルス感染症の感染者数は減少傾向にあり、平均で1日50人の新規感染者が報告されています。1日平均人数のピークだった4月26日の5%になります。
また、ワクチンに関しては、1回以上のワクチン接種完了者は、全人口の79.9%で、必要回数のワクチン接種完了者は、全人口の76%になります。

ワクチン接種済なら隔離なしで入国へ
シンガポール政府は8月19日、WHOが認めたワクチン接種完了後、2週間を経過した人を対象に一部の国・地域から隔離なしでの入国を認めると発表しました。
短期滞在者やシンガポール居住者の短期往来も想定しています。入国に関しては、出発前48時間以内のPCR検査、シンガポール滞在中のPCR検査など検査体制を万全にする方針です。
9月8日からドイツとブルネイを対象に、ワクチン接種者であれば隔離義務を免除する「ワクチントラベルレーン(VTL)」と称した運用を開始します。ワクチン接種率が上昇する中、海外との往来を段階的に再開し、経済と国際航空ハブとしての地位を回復するのが狙いだと考えられます。
日本からの入国規制緩和
以前まではカテゴリー4だった日本ですが、8月21日からはカテゴリー3に引き上げられました。
原則、シンガポール入国後、政府指定のホテルなどで14日間待機する措置が必要ですが、ワクチン接種完了から2週間以上経過した人には、自宅または、自己指定のホテルでの待機が認められます。
日本の海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書も使用可能です。ただし、今現在では、隔離なしの入国再開への目処は立っていません。
全世界で新型コロナワクチン接種率が上がるとともに、国際移動も以前より緩和されてきました。まだ少しずつですが、明るい兆しが見えていると信じたいです。
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