海外の入国を隔離義務なしで
シンガポールは、2021年9月以降、海外からの入国を隔離気味なしで受け入れる見込みです。
シンガポール国内でのワクチン接種率が進んでおり、9月には80%の国民が接種を完了すると考えられていることから、ワクチン接種が済んだ入国者、帰国者を対象として検討しているとのことです。
まずは、新型コロナウイルス感染症の感染対策が進んでいる国から始め、徐々にビジネスや観光目的での往来を増やしていきたい考えです。

シンガポールの今:コロナの現況
シンガポールでの感染者数は増加傾向にあり、平均で1日153人の新規感染者が報告されています。1日平均人数のポークだった4月26日の931人の15%になります。
また、新型コロナワクチン接種に関しては、1回以上のワクチン接種を完了した人は、全人口の74.6%で、必要回数のワクチン接種を完了した人は、全人口の54.7%という高い接種率になっています。
シンガポール政府は、2021年9月までに国民の80%がワクチン接種を完了させると見込んでいます。
東南アジアでは、インドネシアやタイ、マレーシアなどで連日、1万人を超える新規感染者が確認され、病床や酸素の不足などで医療体制がひっ迫しています。
こうした中、1日の感染者数が数十人ほどと感染を比較的抑え込んでいたシンガポールでも、ナイトクラブや生鮮市場などで集団感染が相次ぎ、新規感染者数は7月19日に100人を超え、20日には195人、21日には181人が確認されました。

隔離免除に先立ち、8月には国内制限緩和も検討
シンガポールのローレンス・ウォン財務相は、7月26日の議会において、ワクチン接種が完了している人を対象に入国、帰国時の隔離措置を解除することを検討していると明らかにしました。
シンガポールは現在、長期滞在所有者に限定して入国を許可しており、入国後は14 日間の政府指定施設における自己隔離を義務付けています。
そうした中で、シンガポールの国境を徐々に解放していくことを検討していることがわかりました。新型コロナワクチンを接種している人を対象に、早ければ今年9月から隔離措置を免除して入国を許可するということです。
9月の隔離免除に先駆け、8月に国内の行動制限を緩和することも検討しているとのことです。現在、3人以上での外出や店内での飲食を禁止する行動制限を始めています。こうした厳しい制限が緩和されていくことが予想されます。
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